令和7年度人権教育推進研修の実施について

令和7年6月4日(水曜日)~6日(金曜日)に、当機構つくば本部において、「人権教育推進研修」を実施しました。(参加者数100名)

本研修では、各学校や当該地域において指導的な役割を果たすべく、人権教育に関する諸課題について検討・分析するとともに、人権尊重の精神に立った学校づくりに向けて、組織的な人権教育推進体制を構築するための手法等の習得を図り、さらに、研修後の実践も通して、「人権教育に関する諸課題の改善に専門的知見を活用して組織的な取組を推進する力」と「各学校や当該地域において教職員の専門性向上を推進する力」を育成することを目指しました。

研修では、講義を通して国内外の動きや今日的な人権問題について理解を深め、演習を通して研修での学びを推進者としてどのように生かしていくのかについて、対話を重ねながら学びを深めていきました。

研修参加者からは、

「常に講義式に終わる受身の研修ではなく、リフレクションや対話を適宜入れてくれている。おかげで自分が考えていることをアウトプットしながら、研修中にさらに広い視野で思考を深めることができる。さらに、他県との交流の機会が豊富で、今までのやり方について違う角度からの見方を得られることとなった。」

「人権問題について疑問や悩みなど、知りたい事がある人にとっては大変有意義な研修である。3日間の研修期間が短いと感じるほど濃い研修であった。」

「やはり、自分一人だけではなく、話合いをもちながら進めることの重要性を大きく感じた。また、初日出会ったメンバーともう一度出会ってお互いに成長、変容した部分を感じながらの進め方はとてもよかった。懐かしい感じというか、少しできた人間関係により、より深いところでの話合いができるようになったと思う。」

「この3日間の学びを、明日からの業務にどう活かすか?研修で得られた気づきを、自身の業務にどう役立てるか?研修で得られたさまざまな成果を、「これから」に活用していきたい。」

といった感想をいただきました。

参加者の皆様お一人お一人が、人権教育の推進に向けて大切にしたい思いや願いをより一層お持ちいただけるよう、引き続き、全国の教職員の皆様の学びに資するべく取り組んでまいります。