体力向上マネジメント指導者養成研修(研修参加者の声)

令和6年11月27日(水曜日)から11月29日(金曜日)までの3日間の日程で「体力向上マネジメント指導者養成研修」を開催しました。研修参加者にインタビューし、感想を伺いました。


本研修に参加した感想をお聞かせください。

講義・演習やグループ対話を通じて、私自身の体力向上に対する考えを深めることができました。体力向上は、学習指導要領では生きる力を支える要素の一つですが、「自分の目標や夢に向かって頑張るために元気に過ごす力をつけること」だと思います。さらに言えば、体力テストの成績を上げることが目標ではなくて、「運動してみようかな」「体を動かしてみようかな」と思える子供をどう育てるかが大切だと学びました。子供たちに、「体動かすのって気持ちよくて、友達とも関われるし、たのしい!」と感じてもらえる授業をしていきましょう、と指導主事として働きかけたいと思います。

体育の授業の大切さとはどんなところですか?

現代の子供たちの生活環境を見たときに、放課後に屋外で遊ばなくなったりしている中で、学校は体を動かす貴重な場だと思います。私がいる地域は、過疎化が進んでおり、子供たちはバスで通学しているので、放課後に帰宅しても近所に子供がいないことが多いです。そのため、体育の授業等を通じて、学校が体を動かしたり、友達と関わったりする貴重な役割を果たしている、と言うことができると思います。

グループ対話の中で印象に残ったことは何ですか?

全国の色々な地域の先生方と交流する中で、「自分の地域だけの問題なのでは?」と思っていたことも、どこの地域でも同じような悩みを抱えていることを確認し合うことができました。たとえば、子供たちの運動量の減少について、理由は様々ですが、どの地域でも状況は同じであることが分かりました。体育はもちろん、体育以外での運動環境を整えることは、地域に関わらず大切であると実感しました。

体力向上に取り組んでいる先生方にメッセージをお願いします。

体力向上は、難しく考えすぎず、無理なく続けることが大切と思います。まずは運動が苦手な子供に目を向け、「ちょっと動いてみようかな」と思える機会を増やすことが重要だと学びました。気負わず、できることを積み重ねることで、結果として体力向上につながるのではないでしょうか。