道徳教育推進研修(研修参加者の声)
令和6年11月6日(水曜日)から11月8日(金曜日)までの3日間の日程で「道徳教育推進研修」を開催しました。研修参加者にインタビューし、感想を伺いました。
本研修に参加した感想をお聞かせください。
私は、離島の小学校教員として勤務しています。今まで、指導主事の方と参加者という同じ立場で研修に参加する機会がありませんでした。指導主事の方は私たち教諭に教えるという立場にあって、そういう方々と対等に色々な話を聴くことができたのはすごく興味深かったです。学校現場にいると、「指導主事が来た!」と身構えてしまいがちですが、関係性が対等だといいですね。グループ対話をする中で、「子供たちの道徳性を育むにはどうすればよいか」という共通目的に基づいた想いは、どの立場でも同じだということを強く思いました。一方、指導主事の立場ならではの考えを聞くことができ、気付きを多く得ることができました。
本研修に参加してよかったことはありますか?
所属する県は、昔から道徳教育に力を入れて取り組んでおり、私は、所属する小学校の道徳教育を推進する立場にいます。離島にある小規模校かつ複式学級のため、学年ごとに理解できる内容に違いがある中で、共通のテーマを設定して授業を展開していくなど、特有の課題があります。本研修の講義・演習に参加し、様々な立場の参加者の方と対話する中で、試行錯誤しながら取り組んできたことが間違っていなかったということが確認できて、これからの自信につながりました。学校に戻って、まず、自分が学んだことを他の先生方と一緒に考えていく場を作りたいと思います。そして、少しでも道徳教育を頑張ってみようと思ってくれる仲間を増やしていきたいです。
本研修で印象に残った言葉はありますか?
荒瀬理事長の「教職員が楽しまないと子供も楽しめない」という言葉です。本研修も楽しんで参加した結果、多くの学びがありました。同じように、先生が授業を楽しみながら進めれば、子供も楽しむことができるという考えを持つことができました。教職員の仕事は大変なところも多く、頑張ったら頑張った分だけ見返りが返ってくるわけでもないというのが正直なところです。ただ、自分自身が楽しむことで、子供も楽しく学校生活を送ることができ、その姿を見ることで自分も頑張ろうという気持ちになると思います。