食育指導者養成研修(研修参加者の声)

令和6年9月25日(水曜日)から9月27日(金曜日)までの3日間の日程で「令和6年度食育指導者養成研修」を開催しました 。研修参加者にインタビューし、感想を伺いました。


本研修に参加した感想をお聞かせください。

私は栄養教諭ではなく、元々家庭科の教員であり、今は指導主事の立場にいます。栄養教諭に対して研修を企画する上で、何が大事で、どの辺に力を入れればよいのか模索しています。
今まで参加した研修ではここまで他の参加者と交流する機会がなくて、一緒になったグループの方と、一回の講義だけでなく、2日間(研修期間である3日間のうち、2日目に取材)を通して一緒にお話ししているので、すごく話しやすくなったし、お互いの連絡先も含めいろんな情報を交換することができました。
栄養教諭は、学校に一人在籍しているかいないかで、さらに日中は多くの時間を給食センターで勤務しており、職員室にいる時間も少ないので、孤独を感じやすいと思います。同じような境遇の先生がたくさん集まると、日頃、話したくても相手がいなくて話せていないことを話し合えるので、とても充実した時間が過ごせたと感じます。私も研修を企画する上で、参考意見としてたくさん情報をいただきました。

講義の中で一番印象に残ったことは何ですか?

個別的な相談・指導の重要性について学んだことです。栄養教諭は、身長体重等を数値的に見て、肥満・やせ傾向の子供や、年齢に応じた成長を果たしていないような子供をピックアップします。そして、担任や保護者等の関係者に声をかけて、個別的な相談・指導を計画的にしていきます。
担任は、栄養教諭のように専門的な目線で見ることがなかなか難しいと思います。一方で、担任が子供の状況を家庭環境なども含めて一番把握しているので、お互いにもっと協力できればいいなと思います。

ご自身が研修を企画する上で大切にしたいことはどんなことですか?

私自身が高校籍のため、いままで栄養教諭と学校現場でお会いしたことがなく、研修の担当になりながら、栄養教諭のことをよく知りませんでした。本研修に参加したことで、栄養教諭がいてこそできること、いなければできないこと、役割、大切さを、その周りにいる管理職をはじめ、栄養教諭の周りの教職員にもっと知ってもらう必要があると感じました。
例えば、他の校種職種の研修会でも、栄養教諭の役割等についてもっと伝えていくことや、家庭科の教員と栄養教諭でもっと連携・協力していくことを考えています。
また、本研修には私以外にも同じ県から何名か教員が参加しているので、ぜひ同じ研修に参加した者同士でお話できる場面があったらいいなと思います。そういう方に講師をお願いして、県の研修会等で、本研修で学んだことを一緒に伝達できたらいいなと思います。