NITSニュース第69号 平成30年11月22日

朝の音読と質問で人生を変える

シナジープラス株式会社 代表取締役 三宅裕之

人生の目標や夢を紙に書いている人は10人に1人ぐらいだといわれています。 それを毎日見ている人はさらに少なく、紙に書いている人のうちの10人に1人。つまり、全体の100人に1人。この100人に1人の人は、社会的に成功したり、自分の目標に到達する確率が非常に高くなることが知られています。

目標は紙に書いて毎日自然に目に入るところに貼っておく。
目に入ったら音読する。

これを毎日実行すると、モチベーションアップや学習のクオリティアップ、効率アップに役立ちます。 具体的には、「ミッション&ビジョンシート」を作成し、毎朝、脳にインプットするとよいでしょう。

「いい質問」で脳を元気にする

「ミッション&ビジョンシート」は、アファメーション(自己暗示)フレーズや朝の気持ちを前向きに向かわせるモーニングクエスチョンを一枚のシートにまとめたもの。これを音読しながらチェックして、毎朝目標に向かう意識を強化しているわけです。

以下はその構成要素と注意ポイントです。

アファメーションフレーズ

自分がこうなりたい、と思う理想像を書き出す。文は、「私は~です」というフォーマットを使います。

基本的には、「世の中に与えたい影響・どのように貢献したいか(doing)」と「理想の自分像・どうありたいか(being)」を必ず入れること。 毎日、これを口に出して言うと、一歩ずつ、理想の自分に近づいていけるようになります。 私の場合は、「I am the Web-maker shining the spiritual web in the whole universe」(私はこの世のすべてのつながりに光を与える人です)としています。

この言葉は、本人にとってしっくりくる言葉であれば、他の人が聞いて、多少わかりにくくても問題ありません。自分の心にぴったりくる言葉を書けばよいのです。もちろん、日本語でかまいません。

モーニングクエスチョン

朝の思考回路を良好にするために、自分に対しておこなう問いかけです。 私は、アメリカの著名なNLPのトレーナー、アンソニー・ロビンズの『Personal Power Ⅱ』というCDを参考に、私なりにアレンジしたものを使っています。

以上はあくまでも参考です。それぞれ、自分なりにアレンジした「ミッション&ビジョンシート」を作成し、朝晩の音読を、まず、21日間、続けてみてください。明らかにモチベーションが高まり、行動が変わってくることが実感できます。

モーニングクエスチョンは、たとえば、トイレの壁やベッドボードの上など、毎朝必ず目に入るところに貼っておくとよいと思います。

私たちのすべての思考はQ&Aで成り立っています。良い答えを得るためには、良い質問をしてしまえばいいのです。

朝の習慣がその一日を変え、ひいては人生を大きく変えていくことになります。