「研修観の転換」に向けた「学び合いのコミュニティ」形成支援事業

「研修観の転換」に向けた「学び合いのコミュニティ」形成支援について

機構では、教職員研修が充実し、それを通じて子供たちの学びがよりよいものとなるよう、「研修観の転換」に向けた取組を進めているところです。

「研修観の転換」は、機構職員を含め全国で教職員研修に携わっている担当者の、学びの「観」が広がったり変わったりする営みであり、研修担当者がこれまでと異なる研修の在り方に取り組み、その経験から得られた「気付き」を互いに学び合う中で、徐々に醸成されていくものだと考えています。

機構においては、「研修観の転換」に向けて学び合うコミュニティが、教職員研修を実施している各地の組織(教育センター、機構、教職大学院、学校等)の中で形成され、つながっていくことで、各地域における教職員研修が持続的に深まっていくことを目指しています。

「学び合いのコミュニティ」形成支援に向けて

このような目的に向けて機構では、現在実施している「連携教職大学院を対象とする地域センター事業」に加え、更に令和6年12月、全国7地域(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中四国・九州)に、各地域の「学び合いのコミュニティ」の展開を支援するためのNITSフェロー等の委嘱を行いました。

NITSフェロー及びNITSフェローコーディネータについて

NITSフェローは、各地で教職員研修のデザインについて継続的に学び合う場を設けることなどを通じて、「教職員の学び」に関する「学び合いのコミュニティ」の醸成を後押しすることを任務としています。

NITSフェローコーディネータは、NITSフェローの活動を支援したり、必要に応じてNITSフェローが行う各地域における学び合いの場のコーディネートや関係機関との意見交換の実施に協力したりすることを任務としています。

また、「学び合いのコミュニティ」の活性化等を図る取組として、下記2つの研修を継続的に開催することを予定しています。

  1. 研修マネジメント力協働開発プログラム(地域版)
  2. 教育行政リーダー・ダイアローグ

「研修観の転換」に向けた「学び合いのコミュニティ」形成支援事業のシンボルマークについて

唐草模様は、さまざまな植物が絡み合いながら広がっていく文様です。それぞれ異なる色や形を持ちながらも、互いに影響を与え合い、一つの美しい模様を織りなします。そして、その広がりは途切れることなく続いていきます。

本事業のシンボルマークは、この唐草模様をモチーフにすることで、各地の組織(教育センター、教職大学院、学校等)がそれぞれの強みを活かしながら、互いに学び合い、つながり合うことで、教職員研修が持続的に深まっていく未来への願いを込めています。