第3回校長研修(研修参加者の声)
令和6年10月21日(月曜日)から10月25日(金曜日)までの5日間の日程で「第3回校長研修」を開催しました 。研修参加者にインタビューし、感想を伺いました。
本研修に参加した感想をお聞かせください。
研修中のグループワークはもちろん、休み時間や研修後の自由時間も含めて、他の研修参加者と情報交換を行い、新しい発想や視座を得ることができ、よかったです。本研修の参加者の校種は高等学校が主でしたが、特別支援学校、商業高校、農業高校、工業高校、普通科高校と多岐にわたる学校からの参加者がおり、また、都道府県市によってもそれぞれの学校に特色があります。自分の所属とは全く違う価値観で運営している方がいて、新しい知見を得ることができ、自分の学校にも活かすことができることを発見できました。
講義の中で一番印象に残ったことは何ですか?
タイム・マネジメントの講義において、「勤務時間の短縮が目的ではなくて、教員に働きがいを持ってもらうことが結果的にタイム・マネジメント(負担感の軽減)に繋がる。」という話がありました。これは非常に目から鱗が落ちる内容であると同時に、自身の実践を前向きに振り返るきっかけになりました。
自校において、勤務時間の短縮は既に力を入れて取り組んでいます。職員会議を毎週3、4時間以上行っていたことをとても問題に感じていたので、会議の回数、時間、参加者を減らし、クラウドサービスを活用することで情報伝達を効率化しました。具体的には、参集する職員会議は月1回2時間以内とする一方、月の残り3週はクラウドサービス上で各分掌・各学年が報告・連絡・相談できるようにしたことで、会議が少なくなり、むしろコミュニケーションが取れるようになりました。
この勤務時間の短縮によって生まれた時間を、「生徒を伸ばす」という第一のミッションを達成するための時間として活用していくことが、教員に働きがいを持ってもらうことにつながり、結果的に負担感を減らすことができるため、タイム・マネジメントをより充実したものにできると考えています。
本研修の内容をどのように周りの教職員に伝えますか?
全体を通してどの講義も素晴らしく、学んだことは色々あります。それを一つずつ伝えても時間がかかってしまうので、「私はこれに感動したんだよ、みんなどう思う?」というように、ポイントを絞って伝えたいと思います。
校長先生として大切にしていきたいことは何ですか?
校長は孤独であり、判断決断しなければならない立場です。様々な事柄に対し、100パーセント先を読めることはありません。十分にリスクを考えながら、部下には「責任は私が全部取るから安心してやってくれ」と言う必要があります。内心では「あれでよかったのかな」と弱気に考えてしまうこともありますが、その姿を見せずに、いつも元気な校長としてやっていきたいと思います。