NITSフェローミーティング
現在様々な地域で「研修観の転換」に向けた取組が進められています。
私たちNITS職員も、「研修観の転換」に向け日々学びながら実践に取り組んでいるところですが、研修担当者としては、これでいいのだろうかと大きな不安に襲われることもあります。
そのような時、私たちは、同僚や、研修に関わってくださる先生方の言葉に励まされてきました。研修をデザインし、実施する過程を通じて、互いのことを理解し合い、クリティカルに研修づくりを磨き学び合う仲間。そういった関係性の有難さをひしひしと感じているところです。
このような経験から、全国各地にある教職員研修を担う組織(教育センター、教職大学院、学校、NITS等)の中で、「研修観の転換」に向けて学び合うコミュニティが醸成され、つながっていくよう取り組むことで、私たちは、互いに支え合いながら、深く、持続的に、取組を発展させていけるのではないかと考えました。
そのような方向性に向けた一助として、昨年、全国7地域(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中四国・九州)に、こういった「学び合いのコミュニティ」の形成支援を担うNITSフェローの委嘱を行いました。写真は、令和6年12月16日に、今後、NITSが、NITSフェローとともに、このような取組を進めていくことに向け、開催したミーティングの様子です。
教職員の学びの姿も、「学び合いのコミュニティ」も、動的で形を変えていくものであるならば、私たちは、その時その時に自己の考えを形成し実践しつつも、常に問い続け、変わっていかなければならないのかもしれません。そのため、本ミーティングでは、「我々はこれから何を問うていくのか」について考え、コミュニティの形成支援に携わる私たちの在り方を探ることに挑戦しました。
今後、NITSでは、NITSの研修がよりよいものになるよう取り組みながら、「研修観の転換」に向けた「学び合いのコミュニティ」の醸成に向けた取組を進めてまいります。
研修担当者間の「学び合いのコミュニティ」が様々につながり、教職員研修の改善、ひいては子どもたちの学びがより豊かになればと考えております。
ぜひ共に、学び合いませんか。