第2回副校長・教頭等研修(研修参加者の声)

令和6年8月26日(月曜日)から8月30日(金曜日)までの5日間の日程で「第2回副校長・教頭等研修」を開催しました 。研修参加者にインタビューし、感想を伺いました。


印象に残ったことは何ですか?

研修の流れが非常に興味深かったです。最初のイントロダクションで資料を読み、自分なりの問いを作る時間がありました。その問いに答える形で、講義毎にリフレクションを自分で行い、さらに他の参加者の話を聴くことで、自分の考えを整理する機会がたくさんありました。このプロセスが、講義を聴きっぱなしにせず、自分の考えを深める良いきっかけになったと思います。

自身の課題意識や研修に参加した感想をお聞かせください。

学校現場にいたとき、ずっと子供達も学校もコントロールしようとしてきました。「先生の言うことを聴きなさい!」とか、ちょっとでもルールを逸脱しそうならば「絶対ダメ!」と。コントロールできなかったら学級や学校がガタガタになってしまうという恐怖心が常にありました。学校現場に入る前は、自分がこんな風になるなんて考えてもいませんでした。教育に関する理論を学んで、「こうすれば子供たちはスクスク育っていくんだ!」と信じていたはずなのに…。このメンタルモデルには自覚がありました。自分自身の課題として、子供観・授業観・研修観を変えたいな、変えるきっかけは何だろうかと思いながら、この研修に臨みました。

各講義のグループワークの時間では、問題点ばかり挙げるのではなく、「こんな学校いいよね」「こんな学校になればいいよね」と建設的に話をしていくことで、初めて会った人同士でも、次々とアイデアが浮かびました。そして、「これなら自分の学校でもできそう」というアイデアを見つけられる時間でした。今日(4日目)の研修が終わって、いろんなことが繋がってきて、技法ではなく人をどう見るか。子供に対しても教員に対しても、同じ指導主事に対しても、相手を信じて関わっていきたいと、そんなことを考えました。

この学びを誰に共有したいですか?

まずは、職場の同僚に伝えたいです。「NITSがこう言っているから」とはしたくないし、「これが正しい」とも言いたくない。「私はこんな学びをして、こういう感想を持ったよ。どう思う?」というような感じで伝えたいと思います。