令和6年度「単元内自由進度学習から考える『子どもを主語にした個別最適な学び』セミナー(実践コース)」の実施について

令和6年8月10日(土曜日)に、オンラインにて、「単元内自由進度学習から考える『子どもを主語にした個別最適な学び』セミナー(実践コース)」を実施しました。(参加者数216名) 本セミナー(実践コース)において参加者は、「単元内自由進度学習の単元づくりってどうやって進めるの?」という問いを出発点に、実践提供校とアドバイザーのやりとりを通して、教科特有のアプローチを探っていきました。その後、演習として自身が取り組みたい単元の自由進度学習を作成、共有し、子どもを主語にした個別最適な学びの在り方を模索する1日を過ごしました。 本セミナー参加者からは、 「たくさんのことが変わりました。変わったというか更新したという感じです。学⼒観、授業観、児童観、教師観...などなど。その中でも、「⼦どもは有能な学び⼿である」という児童観は多くの⼈に伝えていこうと思っています。児童観を強みと弱みで表現していることが多いのですが、そうではなく、⼦どものどんな能⼒をどのような手立てで引き出していくのかということを大切にしていく。その前提は、課題があるのではなく、有能な学び手である児童という認識をこれからもどんどん伝えていきたいです。」 「同じ単元でも、何を大切にしていきたいかということが先⽣⽅それぞれで違っていて、対話の中から⾃分にはない視点に気づくことができました。単元内⾃由進度学習の第⼀の目的は自己調整しながら⾃ら学びを進めていく子どもの育成と思って取り組んできましたが、それを実現するためには、深い教材観をもちながら何を残して何を切るのか選択し、何をエッセンスとして残しながら単元を構想していくか考えることが大切だと、グループの先生方の熱量から思い出すことができました。個々に考えた単元構想を話し合うこともできて大変有意義な時間になりました。」 といった感想をいただきました。 当機構は、引き続き、子どもを主語にした個別最適な学びの在り方の理解と実践意欲の向上を目指して、全国の教職員の皆様の学びに寄与できるよう取り組んでまいります。