令和5年度教職員等中央研修(第1回中堅教員研修)の実施について

6月5日(月曜日)~9日(金曜日)に、当機構つくば本部において、今年度になって初めて行う集合・宿泊型研修である「教職員等中央研修(第1回中堅教員研修)」を実施しました。 新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、人々の生活に活気が戻ってきています。当機構でも、集合・宿泊型の研修をコロナ禍前のように行えるようになり、これまで閉鎖をしていた食堂や大浴場といった施設も利用できるようになりました。 本研修では、教育現場では屋台骨として活躍している中堅層の方たちが、全国から集まった志を同じくする48名の仲間と寝食を共にしながら、熱い5日間を過ごしました。本研修は「インターバル型研修」を取り入れており、12月には同じメンバーがそれぞれの実践を持ち寄ってさらに議論を重ねることとしています。 参加した受講者からは、 「『管理職の視点で』捉えたり考えたりすることで、今までの学校や自分の指導を俯瞰して振り返ることができました。どう考えることが『ねうち(価値)』のあることなのか、を児童生徒・教職員・保護者・地域に自覚化させ、それを拡げていく。そうすることで、学校行事や活動、取り組みのねうち(価値)を知ることを通じて、『さらに』『もっと』頑張ることができ、主体的な学習者を育むことができるのではないかと感じました。」 「『本人や保護者の思いを聞き取る』ことをスタートラインに据える大切さを学びました。支援を受ける児童生徒への配慮も必要ですが、それを見ている周りの子供たちへの配慮も必要だと感じました。そのための手段として、当たり前(ルールを守る)が評価(注目)されるシステムなどを、教職員間で共有できればと思いました。」 といった感想をいただきました。 真剣に自分の課題に向き合い、仲間と意見を交換する研修参加者の姿は、一期一会の喜びと輝きに満ちていました。 教育は共に学び合うことで進化していくものです。全国の教職員の皆様、「NITS」で仲間と一緒に学び合い、新たな未来を切り拓いてみませんか。
  • インターバル型研修では、5日間の集合研修の後に約6ヵ月間の実践期間を設けます。実践期間は、学校現場で集合研修の学びを生かしながら、学校改善に取り組む貴重な時間となります。また、12月にはオンラインで実践報告を行う機会が設けられます。これにより、仲間との再会を果たし、実践の成果を共有し合うことができます。互いの取り組みやアイデアを学び合い、学びの深化を図ることをねらいとしています。