食育指導者養成研修 10月16日

本日は、4名の文部科学省教科調査官による講義「各教科等における食に関する指導のポイント」の後、講義・演習「各コースにおける食に関する指導についての検討」を行いました。 受講者に感想を伺いました。 -栄養教諭としてできることをアピールする 総合的な学習の時間で食に関する指導をする際に、私たち栄養教諭に何ができるのかを考えることができました。 例えば、講義の中で紹介された映像にもありましたが、自校でも「地元探検隊」や「お宝調査隊」といって、地元の食材や織物を調査している学年があります。その調査した食材を使って私たちが献立を立てて給食で出すという取組みを実際に行っています。自分たちが調査したものが給食で出てくると、給食を食べながら調べたことを振り返り、生産者の思い等を実感することができるのだと思いました。本研修の内容を踏まえてブラッシュアップし、今後も続けていきたいと思います。 また、担任の先生に「これができる」とアピールすることが苦手な栄養教諭も多いですが、講師の先生方もおっしゃっていたように、栄養教諭としてできることをアピールして、担任の先生と連携して進めていくことが大切だと感じました。チーム学校として全校体制で食育に取り組み、三つの資質・能力を育んでいきたいと思いました。 -食育を意識した年度指導計画を提案したい 配付資料の中に、学習指導要領と学習指導要領解説の食に関する箇所に黄色マーカーがひかれた資料があったので、本日の講義の内容を振り返りながらこれを読み込みたいと思います。 4年生はちょうどもうすぐ教える部分なので、本日の講義で学んだ内容を踏まえて、すぐに取り組めそうなことを担任の先生方に提案していきたいと思います。2学期に年度指導計画を見直す学年もあるので、4年生と同様に担任の先生方に提案したいと思います。今年度には間に合わない学年についても、来年度はしっかりと食育を意識した内容を食に関する指導に係る全体計画や年度指導計画に盛り込めるようにしたいです。 まずは、学校に戻ってから本日の資料を読み込んで自分の中で整理をして、年内に他の教員へ本研修の内容を伝えたいと思います。 -自分たちで考えさせること 横嶋調査官の「知識を教えないで、知識を身に付ける学び方を教える」という言葉が印象に残りました。体育・保健体育科の講義でしたが、教え込みではなく自分たちで考えさせることの大切さは、他の教科でも応用ができるもので、話し合い活動から得るものは多いと思いました。授業での発問の工夫や、授業の組み立て方の工夫など、各教科の教諭と打ち合わせを繰り返して、クラスの実態に合わせた指導ができるようにしたいと思います。 子どもたちが自分で健康管理をして食生活を送れるように、実践を繰り返し重ねていきたいです。