学校安全指導者養成研修 9月10日

9月9日から13日までの5日間の日程で「学校安全指導者養成研修」開催しています。 2日目の本日は、午前に東北工業大学 教育課程センターの小川和久教授による「交通安全」の講義・演習・協議、午後に大阪教育大学 学校危機メンタルサポートセンターの藤田大輔教授による「生活安全」の講義・演習・協議を行いました。 受講者に本日の感想を伺いました。 -学年や発達段階に応じた交通安全教育 午前の研修は、交通安全について講義や協議を行いました。学年や発達段階に応じた交通安全の教育方法について系統的に学ぶことができ、本校の交通安全計画を見直していかなければならないと感じました。また、私は小学校の教員ですが、学校種ごとの分科会で行った協議では、学年が上の子どもが下の子どもに交通安全を教えるという指導が挙がり、6年生は中学校の準備として交通安全を考え、1年生は幼稚園の児童に教えるなど、校種間の接続もあり、非常に良い取組だと思いました。 -子どもの生活実態に沿った交通安全指導 交通安全の講義では、発達段階に応じてどのように指導していけばよいかというポイントを挙げて、実践に役立つ具体的な指導例を学ぶことができました。特に、実際の通学路の写真を撮り、写真から子どもたちに危険な箇所を考えさせる指導方法は大変参考になりました。子どもの生活実態に沿って身近な場面を題材にするという指導は、是非自校でも取り組みたいと思います。 -地域や保護者と協働で子どもの安全に取り組む 午後の生活安全の講義では、子どもたちの安全を確保するためには、危険因子を挙げるだけではなく、どうすれば安全に生活できるのか、地域や保護者を巻き込みながら取り組むことの重要性が分かりました。特に印象に残ったのは、教師の目線だけではなく、親の目線からも考えるということです。生徒が救急搬送されたとき、親の目線で考えると、まず知りたいのは自分の子どもの搬送先です。学校と家庭でそのような認識を共有し、協働して子どもの安全を考えなければならないと感じました。