中堅教員研修 7月23日

7月22日から、第2回中堅教員研修が開催されています。 2日目の本日午前は、清水弁護士事務所の清水幹裕弁護士による講義・演習「教育法規」、午後は明星大学の吉冨芳正教授による講義・演習「カリキュラム・マネジメント」を行いました。 受講者に感想を伺いました。 ―安全・安心な学校づくり 教師や学校が負っている安全配慮義務は、子供の発達段階に応じて教師の責任も異なり、小学校4年生が1つの基準となることがわかりました。 一度起きたことは予測不能とは言えないので、日頃から注意を払っていきたいと思いました。 小学校1年生を担任していますが、これまでは「小さいから」という漠然とした理由で教室にいるようにしていましたが、安全管理の面からも担任が教室にいることの大切さを実感しました。2学期に入って慣れも出てきてしまいそうですが、理科の実験中に教員が忘れ物を取りに行っている間に事故が起こったように、少しの時間でも担任が教室を離れる場合は支援員にいてもらうなど、対策を取りたいと思います。 学校が安心できる場所だと思ってもらえるように、物理面だけでなく落ち着いて学習できる環境をつくりたいと思います。 ―教育法規を身近に感じられた 「8割の良識」という清水弁護士の言葉が印象的でした。「教育法規」と聞くと難しく考えてしまいますが、自分たちの立場に立って、実際にあった具体例を通して考えることで、身近に感じることができました。 また、法律で決まっているから動くのではなく、人間性が人を動かすという視点も忘れずに、古典に親しんだりして教員自身の見聞を広げることも大切だと思いました。映画や買い物に行くことで、教育法規を考える場面に遭遇することもあるので、夏休みは学校内に閉じ籠らずに外へ出ることも意識したいです。 ―学校目標を全職員で意識すること 午後に行ったグループ演習で、よさを生かし課題を改善する「レバリッジ・ポイント」という考え方を初めて知りました。 自校では、学力向上のための授業改善がレバリッジ・ポイントであることがわかりました。また、全職員で学校目標を意識して、そこへ向かって進めていくことが大切だと感じました。 公開授業等を負担に感じている教員もいるため、学校目標との関連性を示し、目的を明確にすることで、全教員が授業研究を楽しく積極的にできるように、研究主任として取り組みたいと思います。