事務職員研修 6月26日
6月24日より、第2回事務職員研修(中学校)を実施しています。 本日は、国立教育政策研究所の藤原文雄総括研究官による講義「スタッフ・マネジメント」、「学校マネジメントプランの設計」を実施しました。
受講者に感想を伺いました。
-「Will(意思)」のある事務職員を目指す
これまでの自分の姿を振り返ると、目の前の業務を処理することばかりで、どんな学校にしたいとか、どんな事務職員が理想なのか、というところまで考えが及んでいませんでした。
「Must(周りからの要請)」ばかりを気にしていると潰れてしまうし、「Can(能力)」だけでもいけない。「Will(意思)」を本気で持つことがリーダーの始めの一歩、そして「Will」は『いやだ』『許せない』からの出発でもよいという藤原先生のお話は印象的でした。
能動的に企画を立てることには苦手意識がありますが、もう少し手続きがスムーズにいけばいいのにとか、学校行事が盛り上がりに欠けたなあ、とかいうような、ネガティブな出来事をどうにかしたいと感じた経験はありますので、始めの一歩のヒントを貰いました。
-リソースマネジャーとしての事務職員
冊子・金物などの不要品を売却して、校内にある花壇の運営資金にしています。
年度末に出た古紙は費用をかけて廃棄処分している、と聞いたことが発端です。お金をかけて捨てるくらいなら利用したいと思いました。
生徒たちが飲んだ缶のプルタブも、まとめれば結構な量になりました。
もちろん、経理面で問題ないように生徒会活動の一環として、学内での了解も得た上でやっています。
校長の片腕として、学校運営を進めていく上で、資金調達は切実な悩みになっています。
こうしたマネジメントは、事務職員としての重要な役目だと思っています。
-「子供のハッピー」に貢献したい
目に付いた子供達の様子は、教員と事務職員で情報共有しています。
かしこまった報告会のような形ではありません。「◯◯ちゃん、元気がなかったね」「あの仲良しグループ、喧嘩中みたいですよ」と一言二言交わす程度です。
普段からそういったやりとりを重ねていくと、「子供が部活をやめたいって言っているんです」という保護者からの相談があった時に、もしかしたら?と物事の状況をつかみやすくなることがあります。
また、年度ごとに様式が違う書類があったら、見やすいように整理したり、補足の説明ができるようにしたりしておけば、教員の負担が和らぎ、その分教員が子供と向き合う時間が増えるのではないかと思います。
学校事務職員は「子供のハッピー」に貢献できるのか?という問いがありましたが、一つ一つの業務に真摯に対応することが、自分なりの貢献です。