校長研修 6月12日

6月10日~14日の間、小学校の校長を対象とした教職員中央研修(第1回校長研修)が開催されました。 3日目の本日午前は、早稲田大学の河村茂雄教授による講義・演習・協議「スタッフ・マネジメント」、午後は当機構と連携協力協定を締結している教職大学院の教員で構成されるスクール・マネジメント講師団による講義・演習・協議「学校マネジメントプランの設計」を行いました。 受講者に感想を伺いました。 ―全体の意識を高めるための動機付け 『教員組織所属意識尺度』で、自校の教員組織形成の特徴を分析することができました。一人一人の頑張りたいという気持ちはあるが、リーダーがいない現状のため、リーダーとなる人を育てたいです。 また、実態を把握することで、細かい指示の仕方や目標の立て方がわかりました。一人一人の仕事に動機付けをし、自己有用感、自己達成感をもたせることで、個々の強みを伸ばし、教職員全体の意識を高めて、より良い学校にしていきたいです。 学校に戻ってから、教頭と一緒にスタッフ・マネジメントに取り組みます。 ―全教職員で意思の統一、共有をしたい 自校や地域の課題を自覚し、午前は校長としてあるべき姿やリーダーシップの取り方、午後では学校としてどのように対応するべきか、解決方法を思い浮かべることができました。 これまでも、課題を解決するための方法を検討してきましたが、具体的な方法を全員で共有することができず、実現することができませんでした。 これからは、わかりやすくテーマを示すことができるので、全教職員で意思の統一、共有をはかるため、職員へ向けて企画書を作りたいです。 ―職員に対するコミュニケーションが大事 これまでは県内のことしか知りませんでしたが、各地域で中心的な役割を担う校長が参加しているので、他府県 の実践や悩みを聞ける貴重な時間となりました。 職員にも個性があるので、それぞれの特徴を活かし、午後にグループの目標とした『個性が輝く学校』を目指したいです。 また、保護者や地域の方を優先しがちですが、声がけをするなど、忙しくても職員に対するコミュニケーション を大事にしながら、河村教授がおっしゃった『校長は管理職とはいえ、〈教育職〉である』ことを忘れずに、教員の集大成となるような教員生活を送りたいと思いました。 もっと悩んでいることがあるはずなので、残りの日数でより多くの事例を聞き、本研修で得たことを、県内の他の学校へ伝えていきたいと思います。