校長研修・事務職員研修 6月11日

6月10日より、第1回事務職員研修・第1回校長研修を実施しています。 本日は、香川大学の清國祐二教授による講義「コミュニティ・マネジメント」、大阪教育大学の田中真秀特任准教授による講義「財務マネジメント」を実施しました。 受講者の方に感想を伺いました。 -地域とのつながり作りをするとともに、若手事務職員を育てていきたい コミュニティ・マネジメントの講義では、2つの現状に危機感を感じました。 1つめは「斜めの関係」が消えている現状です。「斜めの関係」とは親は先生と違う、地域住民との関わりを指します。少子化・高齢化に加え、防犯意識の高まりによって、地域の人による子どもへの声掛けが難しくなっています。保護者の理解を得つつ、地域の人が学校活動に関われるようにしたいと思います。まずは自分から地域行事に入っていき、地域とのつながり作りをしたいと思います。 2つめは、「あの人でないとできない」という属人的な対応をしている現状です。 地域連携は、有能なリーダーがいて進むことが多いように感じます。そういった状況は教職員の異動があると一気に活動が停滞してしまいます。個人頼りではなく、組織として対応できるようにしたいです。そのためにも、地域の事務センターのグループ長として、若手事務職員を育てていきたいです。 ―地域連携担当教職員として動いていきたい 今回の講義を聴いて、コミュニティスクールを実施する際の「地域連携担当教職員」として動くのは事務職員が適任なのではないかと思いました。事務職員は普段から窓口となって地域住民と関わったり、財務経営に関わったりしています。地域から学校へ何が求められているか、学校から地域へ、何ができるか一番考えられるのは自分だと思いました。 まずは学校に帰って、学んだことを管理職と相談し、できることから進めていきたいと思っています。 -学校全体で予算を考えられるような工夫をしていきたい 学校財務マネジメントの講義を受けて、教育活動計画や行事一覧の様式を変えられるところから変えようと思いました。 具体的には、計画表に予算の欄を設け、必要な備品と値段を担当の教員に埋めてもらうようにしたいです。ちょっとの工夫で、年間の予算執行計画が立てやすくなり、教員も予算意識を持つことができます。普段、管理職以外の教員の方と予算について話しあう機会があまりないので、この取り組みで教育課程と財務の繋がりを学校全体で考えられるようにしていきたいです。