中堅教員研修 5月28日

本日は、午前に新潟大学の長澤正樹教授による講義・演習「インクルーシブ教育の推進」を、午後に明治大学の諸富祥彦教授による講義・演習「メンタルヘルスマネジメント」を行いました。 受講者の皆さんに本日感想を伺いました。 -三層モデルの体制で多様性を認め合える学校づくりを 「特別な支援を要する生徒の対応を急務としている学校現場において、インクルーシブ教育の体制の構築の留意点や、問題行動を繰り返す生徒の対応などがよくわかり、大変参考になりました。 中でも、三層モデル(学習のユニバーサルデザインとユニバーサルプログラム→小集団学習指導→専門的対応)の体制が有効であることとがわかりました。 自校においても個別支援計画を立てて特別支援をしていますが、うまくいかないのは、三層モデルのような体制がなく、そのために、共通理解がなかったり、教員の役割分担や支援体制の整備が中途半端となったりするからだと思いました。自校に戻ったら、早急に体制作りを見直して、すべての子どもたちの多様性を認め合える学校づくりを目指したいです。」 -リレーションを鍛えるとは 「午後の講義では、「リレーション」を鍛えるということを学びました。どのように話を聞けば相手が親近感を持ってくれるか、また話しやすくなるかをいろいろと立場を変えて学ぶことができたのは、大変勉強になりました。「リレーション」つまり人と人との温かい関わりを大切にして、自ら率先して職場の人間関係をつくり、職員室に支え合う雰囲気を作っていきたいと思いました。人間関係のプロとなって実践し、若手の教員から相談されやすい雰囲気をつくっていきたいと思います。」 -すぐに実践できることがたくさん 「うつに対する捕らえ方が変わりました。つらいことはつらいと言えることの大切さ、早期発見・早期対応が救ってくれること、援助希求ができる学校づくりがたくさんの教員を救えることなど、講義には、すぐに実践できることがたくさんありました。私の職場には、初任を含め若い人たちがたくさんいるので、今日学んだことを持ち帰り、明るくみんなで支え合えるように努めていきたいです。」 明日は、「スタッフ・マネジメント」の講義・演習と、「スクールコンプライアンス」の演習・協議を行います。