道徳教育指導者養成研修 5月16日

5月13~17日の間、「道徳教育指導者養成研修(第1回中央指導者研修)」を開催しています。 4日目の今日は、 演習協議の感想を伺いました。 -多様な視点を得られる授業作り 「命の尊さというテーマは、子供にはなかなか難しい。 『生や死』は自分とあまり関係のないことのように思っているところもあるので、どのようにしたら考えてもらえるかという点が重要だと思います。 保護者参加型の授業というアイデアはよかったです。 教材を読んでまずは児童がペアで話し合い、一人ひとりの感じたことが表出したあと、保護者が話し合いに加わる。 保護者からの具体的なエピソードを聞くことで、登場人物の祖父・子の視点だけでなく、親としての視点を知ることができるし、現実味のあるものとして捉えてもらえるのでは、と思いました。 今後、保護者が参加できる授業作りを計画してみたいです。」 -理論から実践への活用 「これだけ道徳のことだけに集中し、どっぷり浸かることはないので、またとない貴重な4日間でした。 今日の演習・協議では、昨日までの3日間に学んだ理論が、指導案作りという実践に繋がったことが感動的でした。 指導案作りで特に意識したのは、多面的・多角的な見方へと発展させているかどうか、ということです。 子供たちは、規則を守らないといけないということはわかっています。 しかし、なぜ規則を守らなければならないのか?ということまでは考えが及んでいません。 規則を破った登場人物の行動について、感じたことや自分ならどうするかを考えてもらい、「規則を破った結果、事故が起きたらどうする?」などと次に繋げるように問い返して、更に考えを深めてもらうようにしました。 これからも、子供たちが多面的・多角的に考えられるような授業作りをしていきたいです。」 -話し合いを通して目標設定の重要性に気づけた 「全体計画を策定するために、まず、目標設定を行いました。グループディスカッションの中で、メンバーから、たくさんの目標案が出てきました。どれを目標にするか協議を重ねるうちに、メンバーから『そもそも生徒の実態にあった目標でないといけないのでは?』という指摘があがり、生徒の実態に合うという視点で、目標を設定しました。何を課題に設定するかで、達成すべき目標も、全体計画も変わります。今日は課題設定の重要さに気づきました。自校に帰っても、課題は、時間をかけて、議論して設定したいと思います。」