いじめの問題に関する指導者養成研修 5月10日

本日は、5月7日から4日間の日程で開催した「いじめの問題に関する指導者養成研修」の最終日でした。午前に日本大学の藤平敦教授による講義・協議「いじめの問題に関するマネジメントの推進」を行い、午後は当機構の倉橋琢也研修プロデューサーによる講義・協議「いじめの問題に関する研修の企画・運営・評価」を行いました。 受講者に本日の研修の感想を伺いました。 -情報の共有・見える化に取り組みたい 「午前の講義では、今日までの3日間に学んできたことを再復習できました。例えば、いじめの早期発見と未然防止の違いなど、分かっているつもりで分かっていなかったことを再発見できました。また、全国の取組や事例の紹介を聞いて、自分の学校でもできることについて考えることができ、特に、情報の共有・見える化について取り組みたいと思っています。今の勤務校は小さい学校なので、口頭で情報共有をやってきました。しかし、そうした情報も系統的に整理して共有し、一個人の判断ではなく、教職員全員でどういう取組をしていくか考える必要があります。そのため、今日学んだ事例を参考に情報の共有・見える化をしていかなければいけないと思いました。」 -いじめの問題に取り組む大変さを乗り越える 「早期発見と未然防止の違いが非常に分かりやすかったです。早期発見は、いじめを見つけるための観察・情報共有であり、未然防止はいじめを生まない教育活動のことで、普段行っている教育活動がいじめの未然防止につながると分かったことがよかったです。 また、最後に振り返りのビデオを流していましたが、そこに映っていた笑顔の子供たちには、子供たちのもっているエネルギーやかわいさがあり、子供たちのよさを改めて感じました。これまで3日間学んできた中で、いじめの問題に取り組む大変さも感じていたところですが、それでも、その大変さを乗り越えて、子供たちのために取り組んでいかなければならないと思いました。」 -学校に戻ったら、研修計画を作り上げたい 「午後は、研修計画を作成してグループ内で発表し、ディスカッションをしました。グループ内での発表は2回を行い、1回目は学校種が違う先生方、2回目は学校種が同じ先生方のグループで違った立場の先生方からアドバイスを聞き、研修計画を見直すことができました。実際に研修計画を作成してみて、研修の目的や対象を明確にして企画しなければならないことが理解できました。学校に戻ったら、今日作成した研修計画をさらに練って作り上げたいと思います。」