全国研修担当者・教職大学院セミナー 4月25日

4月25日(木)、26日(金)の2日間で、全国の教育委員会等の教員研修担当者と、教職大学院関係者を対象とした、全国研修担当者セミナー・教職大学院セミナーを合同開催しました。 両セミナーでは、 各地の教員研修高度化の取り組み事例を共有するとともに、全国の研修担当指導主事と教職大学院関係者が、地方の研修の高度化について協議し、今度の連携について多様な意見が飛び交いました。 ―研修の有用性を確かめたい 「育成指標の全体像や内容を知り、広島県の育成指標の事例という比較材料を得たことで、より理解が深まり、どうすべきかビジョンが見えました。 また、研修の効果の検証方法を知ることができたのもよかったです。研修を行うだけで「はい終わり」となりがちですが、実際に教員に身についたのかがわかれば、既存の研修の有用性や今後の研修の改善点も見えてくると思います。これを取り入れて今後は、研修後のアンケートを自由記述によるただの感想録ではなく、指標と研修目的に沿った振り返りにし、より具体的に有用性を確かめられるようにしたいと思いました。」 ―求められているものはなにか 「全国の育成指標でどのような言葉が多く使われているかを知って、若手教員と管理職教員に求められているものが全くの別物だということを改めて実感しました。若手教員には連携・協同をしながら教育に関する基礎的知識を習得することが、管理職教員には経験を活かして学校を運営することが求められていると思いました。一方で、若手教員のときの経験が管理職になったときに活かされます。ベテランになるにつれどのような能力を備えなければならないのか、教師を目指す学生たちが将来を見据えて学べるような体制が重要だと思いました。それについて、愛媛県大学教職大学院の案は参考になりました。」 ※参考 セミナー概要 https://www.nits.go.jp/training/seminar/003.html