副校長・教頭等研修 2月15日

本日は、「研修成果の活用」の協議・発表の後、株式会社ポリゴンの代表取締役である田中ウルヴェ京氏による「特別講義」を行いました。 受講者の皆さんに、これまでの研修の感想を伺いました。 -学校教育目標の達成に寄与できるよう、ミドルリーダーの育成に努めていきたい 「『学校ビジョンと戦略』の講義・演習が大変勉強になりました。学校教育目標を達成するための組織作りについて、学びを深めることができました。 特にミドルリーダーの重要性を強く感じました。学校教育目標の意図や、それを具体化する取組などについて、管理職からのトップダウンだけでは、どうしてもすべての教員に伝えるには限界があります。そうした中で、管理職ではない立場としてのミドルリーダーが間に入ることで、管理職の意図を汲みつつ、若手も含めた教員全体に伝えることができると思います。 教員全体が同じベクトルで子どもたちを育て、学校教育目標の達成に寄与できるよう、私も育てる立場である管理職として、ミドルリーダーの育成に努めていきたいと思います。」 -一個人として場当たり的に伝えるのではなく、組織やチームを意識して伝える 「『人材育成とコーチング』の講義・演習では、実践的な演習に多く取り組むことができ、大変勉強になりました。 特に具体的な場面設定のもとに行ったロールプレイでは、どんな言葉掛けをするのが適切かをみんなで考え、それぞれの視点を共有することができ、大変有用でした。相手の意図を汲みつつ自分の意図を伝え、かつ成果を最大限にできるよう持っていくにはどうしたらいいか、といったことについて、それぞれの伝え方とその意図を知ることができ、興味深かったです。 勤務先に戻ったら、私は教育委員会に勤めているので、まずは課の会議で、今回行ったロールプレイを実際にやってみたいと思います。一個人として場当たり的に伝えるのではなく、組織やチームを意識して伝えることの重要性について、今回学んだことを伝えていきたいと思います。」 -支援が必要な子どもたちの行動の特徴と支援の視点を学ぶことができた 「インクルーシブ教育の内容について学べたことが、大変有意義でした。 特に、特別支援学級に在籍する子どもたちだけでなく、通常学級に在籍する、支援や特別な配慮を必要とする子どもたちについて、その行動の特徴や支援の視点を学ぶことができました。今回学んだことを踏まえて、本当の意味での『適切な指導』とは何かについて、考えていきたいと思います。 勤務校に戻ったら、まずは今回学んだ『行動の特徴』や『支援の視点』について、校内の教職員に伝えたいと思います。また校内研修等を通じて、学年で話し合う機会を設け、実際に支援が必要な子どもにどう関わっていくのかについて、考えさせていきたいと思います。」