中堅教員研修 1月17日

教職員等中央研修(第6回中堅教員研修)が、1月15日(火)から始まりました。 本研修は、学校経営力向上のための高度で専門的な知識等を習得させ、各地域の中核となる中堅教員を育成することを目的として、1月25日(金)までの10日間、講義・演習を行います。 http://www.nits.go.jp/training/001/003.html 本日は、午前に畿央大学の島恒生教授、兵庫教育大学の谷田増幸教授による講義・演習「道徳教育のマネジメント」、午後は明治大学の諸富祥彦教授による講義・演習「メンタルヘルスマネジメント」を行いました。 受講者の皆さんに、本日までの研修の感想を伺いました。 -発問の工夫を応用し、授業改善に活かす 「昨日の清水講師の講義では、判例に基づいて、『こういう場合は法的にどうなるのか』といった事例をいくつも教えていただき、大変勉強になりました。また、法律の重要性を教えていただきながらも、『人としての良識』や『愛情』の大切さも伝えてくださり、お人柄が伝わる大変素晴らしい講義でした。 また本日の島講師の講義では、『考え、議論する道徳』によって、主体的、対話的で深い学びを実現するための視点を学ぶことができました。特に、『子どもたちにどう問いかけるか』といった発問の工夫においては、道徳だけに限らず、各教科にも応用できる視点が多くあると感じました。勤務校に戻ったら、本日学んだ視点を授業改善に活かしていきたいと思います。」 -他者の意見を聴くことで、自分とは異なる考えに気付く 「『道徳教育のマネジメント』の講義が、大変勉強になりました。私は高校籍であり、普段の授業で道徳を扱うことが少ないため、本日中学校の教材を使って発問の仕方などを学ぶことができたことは、とても参考になりました。 本日使用した教材は、高校でも十分活用できる教材だと感じたので、勤務校に戻ったら、例えば人権教育の場など、様々な授業場面で応用してみたいと思います。 道徳の授業で扱う題材は、数学などとは違って一つの解答が導き出せるものではないため、様々な答えが考えられます。話し合いなどを通じ、他者の意見を聴くことで、自分とは異なる考えに気付き、自分の考えを深めていくことができると思います。」 -動作や合図も交えながら、ポジティブな働きかけに努めたい 「本日の諸富講師の講義では、受講者同士の交流を多く取り入れていただき、職員間におけるコミュニケーションの重要性、特に、体を動かし、声を発することの重要性を感じることができました。 勤務校に戻ったら、職員とのコミュニケーションを積極的に図っていきたいと思います。特に若い世代に対し、ただ声を掛けるだけでなく、本日行った演習内で「いいね」を連呼したように、動作や合図も交えながら、ポジティブな働きかけに努めたいと思います。 私たち中堅世代が、積極的にポジティブな働きかけを行うことで、若手も嬉しいと思いますし、悩んだ時に相談するきっかけにも繋がると思います。私たちが架け橋になりながら、相談しやすい環境作りに努めていきたいと思います。」