学校組織マネジメント研修 1月9日

本日は、兵庫教育大学の浅野良一教授による講義・演習「学校組織マネジメントの実践に向けて~学校の戦略マップを作る~」を行いました。 受講者の皆さんに感想を伺いました。 ―学校の使命から経営ビジョンを考え直すことができた 「学校の使命という視点から経営ビジョンを考え直すというのは今まで自分には無かった観点でした。自分の学校は地域の連携の拠点として、コミュニティスクールを推進していくことが使命だと思います。学校に戻ったら、まずは防災拠点として、施設の整備や、地域と連携した防災訓練の計画作りなどをしたいと考えています。」 ―戦略マップ作りのポイントを学校の先生たちに伝えていきたい 「学校戦略マップ作りを実際に行い、作成のポイントを学ぶことができました。 まずは現状分析をしっかりと行うことです。今回はSWOT分析を活用し、学校内部の強みと弱み、外部環境の強みと弱みを洗い出し整理して考えることができました。 次に、三年後に目指す生徒像を明確に、分かりやすく示すことです。このとき、学校内部だけでなく外部からの目線も持ち、地域や保護者にも伝わる目標をつくることが大切だと気づきました。最後に、一年目の最初の取り組みについては、全教職員の共通理解を徹底して進めることです。ここで丁寧に趣旨や三年後に目指す姿を説明し、一丸となって進めていくことが必要だと思いました。 戦略マップ作りは視覚的に優れていて、現状・目標・計画が一目で分かるので、とても有効だと思いました。私は教育委員会に所属しているので、困り感を持っている学校の先生達に、この手法を伝えていきたいです。」 ―目的を明確化することで今使える資源が見えてきた 「目的を明確にすると、今ある資源が見えてくることに気づけたのが本日一番の収穫でした。 私たちのグループでは、「自己有用感を持ち、他者を思いやる生徒」の育成と地域ぐるみの学びの場の確立を目的とし、戦略マップ作りを行いました。現状では、地域内での人材確保が難しく困っています。これを三年間でどのように解決していくか考える中で、コミュニティスクールや人材バンクなど、現時点で存在する資源が見えてきました。学校外に広く目を向け、今あるものから活かしていくことから始めたいと思いました。三年間でネットワークを作り、行事での連携や、施設解放などに取り組んでいき、目指す姿に近づいていきたいと思います。本日作った戦略マップは来年度の教育課程編成にすぐ活かしていきたいです。」