校長研修 2

本日は、午前に早稲田大学の河村茂雄教授による講義・演習・協議「学校ビジョンの構築とリーダーシップ」、宮城教育大学の小田隆史准教授による講義・演習・協議「リスクマネジメント」を行いました。 受講者のみなさんに感想を伺いました。 -客観的なエビデンスと明確なビジョンを示し、教職員全体で協力していく 「QUというテストを利用することで、学校の実態把握ができそうだと思いました。自分の主観でマネジメントするよりも、集団の傾向を数値化することで客観性のあるエビデンスとなり、教職員全体にも自分達がどのような状況なのか示しやすくなります。そして、方向性を定めて足並みを揃えることができます。 また、ビジョンの立て方についても学ぶことできました。期限と分担を明示すること、結果がみえるものにすることを意識していきたいです。そして、次代の校長にも受け継ぐことのできる芯の通ったビジョンにしていきたいです。 今まで、校長である自分が全てやらなくてはと考え、学校経営を行ってきましたが、それでは成り立たないことにも気づかされました。教職員の適性をみて1人1人をうまく活用して、協力して学校作りをしていきたいと思います。」 -校長として、災害時対応について再確認していきたい 「講義内で、Googleフォームというアンケート機能をつかって受講者内の防災に関する意識調査を行いました。予告なしの避難訓練を行っているか等、各学校の取り組みがどれくらい進んでいるかも見ることができました。その場でグラフを図示できるので、ICT教育にも活用したいと思いました。 また、大川小学校の判決の説明を聞いて、校長の責任の重さを改めて実感しました。まずは、校区内のハザードマップについて、自分で足を運んで再確認をしたいと思います。学校は避難所にもなるので、行政との連携を強化し、例えば、夜間に災害が起きたらどうするか等、具体的なケースを想定した用意をしたいと思います。」 -同じ課題をもつ仲間と語り合い、解決策を考えることができた 「午前の講義では、自校の教職員集団をタイプ分けすることで、課題を見いだすことができました。さらに同じタイプでグループ分けして協議を行ったことで、悩みの共有や解決策の提示ができました。 午後の講義では、リスクは地域によって異なることがよくわかりました。津波、台風、洪水など、グループ協議の中でも様々なリスクがあがりました。教員は転勤もあるため、様々な地域のリスクを把握していく必要があると思います。私は原発の近くで勤務していることもあり、もし、事故が起きたらどう行動するのが最善なのかといつも考えています。今回知り合った同じようなケースの受講者同士で連絡を取り合い、アンテナを高く張って情報収集につとめていきたいと思います。」