校長研修・事務職員研修 1

「第2回校長研修」「第2回事務職員研修」が、15日(月)から始まりました。 本研修は、学校経営力向上のための高度で専門的な知識等を習得させ、各地域の中核となる校長及び事務職員を育成することを目的として、15日(月)~19日(金)までの5日間、講義・演習等を行います。 http://www.nits.go.jp/training/001/001.html http://www.nits.go.jp/training/001/004.html 2日目である本日は、校長研修・事務職員研修合同で、国士舘大学の北神正行教授による講義・演習・協議「学校組織マネジメント」を行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 -校内の教育環境を整えることで、学校経営を支える 「『事務職員も学校経営に参画する必要がある』ということがよく言われますが、具体的に何をすればいいのか分からずにいました。しかし本日のお話を聴いて、普段行っている業務も、見方や意識を変えることで、学校経営に繋がると感じました。 事務職員は生徒の指導など、直接教育活動に関わることは難しい部分があります。しかし、校内の施設整備、教材教具の購入など、教育活動を『支える』ことはできます。校内の教育環境を整えることで、学校経営を『支える』ことができればと思います。 勤務校に戻ったら、経営的な視点を持って校内環境を整えるために、まずは学校の課題や強みを再確認することから始めたいと思います。」 -職員に「チームとして動く」ということを意識させることから始めたい 「事務長として、次世代を担う人材育成の必要性は感じつつも、どんな人材を育成するかについては考えがまとまらずにいました。『チーム学校』の一員として力を発揮できる事務職員像を描きつつも、業務範囲が広がることへの抵抗感を示す職員がいることもまた事実であり、どのようにすべきか迷っていました。 しかし本日のお話を聴いて、効果的な組織マネジメントを行うためには、『チーム学校』の概念は不可欠であり、そのためには人材育成が必要になると強く実感しました。 具体的にどうやって人材を育成していくかは今後の課題ですが、勤務校に戻ったら、まずは職員に『チームとして動く』ということを意識させることから始めたいと思います。」 -教職員全員で協議し、ビジョンの構築・共有につなげる 「職員間でビジョンを共有することの大切さを、改めて認識しました。校長が一人でビジョンを考えて職員に示すのではなく、全員に参画意識を持ってもらい、職員一人一人が『自分もビジョンの構築に貢献した』という自覚を持てるようなステップを踏むことが大事だと思いました。 本日、事務職員の方と合同で協議を行い、立場は違っても、それぞれが抱えている課題は似ていることに気付くことができました。こうした協議を行うことで、共通の課題を見出すことができ、それを踏まえたビジョンの構築、共有に繋がっていくと思いました。 勤務校に戻ったら、本日行ったような協議の場を設定するなどして、まずは職員間で現状の分析と課題の共有を行っていきたいと思います。」 17日(水)は、校長研修では「学校ビジョンの構築とリーダーシップ」「リスクマネジメント」、事務職員研修では「スクールコンプライアンスとリスクマネジメント」「学校と家庭、地域との連携」の講義・演習・協議を行います。