食育指導者養成研修 最終日

最終日の今日は、①「家庭、技術・家庭科」②「体育、保健体育科」③「総合的な学習の時間」及び「特別活動」における「食に関する指導例」の4部会の発表と演習を行い、午後は、文部科学省の清久利和食育調査官による講義「食育を推進するための指導者として」を行いました。 受講者の皆さんに、本日の感想を伺いました。 -発達の段階に応じた指導方法 「特別活動の松永裕子講師の発表を聞いて、食育指導にあたり、発達の段階に応じた指導方法が大切だと思いました。小・中学校学習指導要領改訂では「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の推進」を基本方針としているため、今まで授業で意見を求める際には、話し合いをしてもらった上で、意見を求めていました。発表事例の中で、小学校低学年の場合、長時間の話し合いや意見がまとまらないことも考慮し、自分の気持ちを手紙にまとめて自己決定させる方法が紹介されました。 対話的で深い学びというと、まずは「話し合い」と思ってしまうところがありましたが、集中時間や考え方など、発達の段階に応じた指導方法を行いたいと思いました。」 ―実感しながら知識を身につける 「4部会の発表をとおして、研修内容を振り返ることができました。上園准教授の保健領域・保健分野における食に関する指導の進め方では、「健康に目が向くようにする授業」として自分の生活に結び付ける指導法についてお話がありました。 学んだことをもとに、勤務校に戻ったら、例えば、スポーツ上達のためには練習と栄養のある食事をバランスよく取る事が大切というテーマを設定し、たんぱく質が筋肉や骨の成長になることを説明した上でたんぱく質を含む食材が何か考えてもらうというように、児童生徒が実感しながら知識を身につけてもらえるような授業を行ってみたいと思いました。」 来週からは、第2回校長研修・第2回事務職員研修を行います。