健康教育指導者養成研修 初日

「健康教育指導者養成研修」が、本日から始まりました。 本研修は、多様化・深刻化している健康課題を解決するため、各都道府県等における健康教育に関する推進体制の構築、学校における健康教育に関する指導の充実等について、必要な知識等を習得し、各学校や地域における本研修の内容を踏まえた研修のマネジメントを推進する指導者の養成を図ることを目的として、18日(火)~21日(金)までの4日間、講義・演習等を行います。 http://www.nits.go.jp/training/002/012.html 1日目である本日は、午前にスポーツ庁の横嶋剛教科調査官による講義「健康教育の充実の在り方及び研修の進め方」を行いました。午後は文部科学省の小出彰宏健康教育調査官による講義「保健管理の在り方(環境衛生)」、文部科学省の松﨑美枝健康教育調査官による講義「保健管理の在り方」、茨城大学の上地勝教授による講義「保健教育の在り方」、筑波大学の柳沢和雄教授による講義「学校保健マネジメント」を行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 -学習指導要領の改訂内容について、養護教諭も理解を深める必要がある 「学習指導要領の改訂について、どうしても教科の内容については担任任せになりがちですが、養護教諭も、健康教育を中心となって推進していく立場として、その内容をしっかりと把握し、理解を深める必要があると思いました。 勤務校に戻ったら、県内の養護教諭研修会で、まずそのことをしっかりと伝えたいと思います。」 -社会の変化と健康との関連について、考え続けていきたい 「子どもたちの健康に関するデータをいくつも示していただき、大変勉強になりました。 そうした現在の子どものデータを知ることで、子どもたちの未来の健康まで考えていく必要があると思いました。今後少子高齢化の進行などに伴い、社会状況が刻々と変化していく中で、数十年後には具体的にどんな健康問題が問題化する可能性があるのか、ということについて、考えを深めていきたいと思いました。」 -健康観察は、子どもの健康状態についての多くを知ることができる 「健康観察の重要性について、改めて理解を深めることができました。 朝の健康観察の時間は、時間にすれば一瞬かもしれませんが、顔色、表情、視線、声の張りなど、その一瞬で、その子の健康状態についての多くを知ることができるとても大切な時間です。 勤務校に戻ったら、自分の健康観察の時間を見直すとともに、他クラスの教員にもその重要性を伝えたいと思います。また、私は保健主事を務めているので、定期的に発行している保健通信でも、教職員全体に周知を図りたいと思います。」 19日(水)は、「①保健教育の在り方」「②学校保健マネジメント」「③保健管理の在り方」の3部会に分かれて、講義・演習を行います。 ※石川県の受講者で写真を撮りました。ポーズは能登半島の形を表しています。