キャリア教育指導者養成研修 4日目

9月10日より、キャリア教育指導者養成研修(第2回)を富山県で開催しています。 本研修は、キャリア教育担当の指導主事等に対し、発達段階に応じたキャリア教育の在り方、校内外の連携を踏まえたキャリア教育推進のための具体的な手立て、キャリア教育の評価、改善方策について習得させ、各地域において本研修内容を踏まえた研修の講師等としての活動や、各学校への指導、助言等を行うことのできる指導者の養成を図ることを目的としています。 http://www.nits.go.jp/training/002/020.html 4日目は、午前に筑波大学の藤田晃之教授、清川メッキ工業株式会社の清川卓二専務取締役による講義「発達段階に応じたキャリア教育⑥企業や行政との協力体制の構築とキャリア教育の創達」、藤田教授による課題協議「新学習指導要領とキャリア教育②キャリア・パスポート」を行いました。 午後は、コースに分かれ、経営コースは、荒川区立第三中学校清水隆彦校長による講義・学習「学校における教育活動全体を通じて行うキャリア教育の展開方策」、藤田教授による講義演習「PDCAサイクルを踏まえた指導計画等の評価・改善手法」を行いました。 推進コースは、指導助言者5名による講義・学習「カリキュラムマネジメント②各教科を中心とした効果的なキャリア教育の進め方」を行いました。 受講生の皆さんに感想を伺いました。 -職場体験の意義をより理解してもらえるような構成にしたい 「藤田教授の講義では、職場体験を実施するにあたり、体験活動の意義を理解し、働く事の本質を意識させるために、下調べをしっかり行わせることと、体験終了後に活動内容の振り返り、話し合うことで体験の共有をすることが大切であると学びました。 勤務している中学校では、不公平感をなくすために受入先を学校による割り振りで決めていますが、どんなことを学びたいのかと言った生徒の希望を尊重して体験先を決めさせるのもいいと思いました。そうすることでより意欲的に取り組むことができ、意義も理解できるのではないかと思いました。」 -キャリア教育指導について、明確化・具体化することができた 「現在、教育委員会に勤務しています。教科指導にこそキャリア教育の視点が必要であることや、学校生活の全てがキャリア教育との考え方を学び、キャリア教育指導に関し、より明確化・具体化することができました。職場に戻ったら、今回学んだ地域の事例や文化を参考に、生徒がやる気を出すことができる指導内容を考えたいと思います。」