中堅教員研修 2日目

本日は、午前に学習院女子大学の大桃敏行教授による講義・演習「教育法規」、午後は滋賀大学の大野裕己教授による講義・演習「地域の教育活性化とスクールリーダー」を行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 -学校運営協議会の設置で、地域との連携をより円滑に行う 「学校運営協議会について、理解を深めることができました。勤務校ではまだ行っていませんが、地域連携のきっかけとなる、大変有用な制度だと思いました。 現在、私の学校では、漁業協同組合と連携し、総合的な学習の時間に海洋学習を行うなどしています。学校運営協議会を設置することで、こうした連携がより円滑に行えるのではないかと思います。 今後、地域との連携を深めていくことで、海の保全についての情報発信や啓発活動をしたり、他地域で似たような環境にある学校との交流を行ったりしたいと思います。」 -地域や保護者など、それぞれの立場を理解した上で、地域連携を図る 「学校運営協議会について、深く考えさせられました。確かに有用な制度ではありますが、内容をよく理解し、地域や保護者など、それぞれの立場を理解した上で運用しないと、せっかくの制度を活用しきれない場合もあると思いました。 例えば、保護者や地域などへの働きかけを工夫し、学校に対する理解が得られれば、教育活動に協力してもらうことができ、子どものより豊かな教育に繋がると思います。 しかし、学校からの情報提供不足や地域の方との話し合いに齟齬が生じ、学校に対する要望ばかりが膨らめば、学校の負担が増え、協働とはほど遠くなってしまいます。 そうした課題をクリアし、地域との連携を深めることができれば、地域の人材を教育活動に活用することができ、子どもたちにきめ細かい支援を行うことができると思います。勤務校に戻ったら、そうした運用上の課題も含めて、管理職と相談したいと思います。」 -まずは自分にできる対話を行いたい 「学校と地域の協働について考える協議が、とても勉強になりました。今後、どのように地域連携を図っていくのか、形骸化しないためにはどうしたらいいのか、などについて、意見を交換することができました。 今回の講義・演習を通じて、改めて対話の必要性を実感したので、勤務校に戻ったら、まずは自分にできる対話を行いたいと思います。 その一つとして、学校と地域の連携協働について現状を把握し、発展のポイントを書き出す演習を校内研修でも行い、教職員の意見を吸い上げることから始めたいと思います。それぞれが持っているアイデアを集めることで、具体的な企画に繋げていけると思います。」 15日(水)は、「道徳教育のマネジメント」「メンタルヘルスマネジメント」の講義・演習を行います。