副校長・教頭研修 8日目

本日は、午前に高崎経済大学の飯野眞幸講師による講義・演習「リスクマネジメント」、午後から文部科学省の助言講師による「スクール・コンプライアンス」を行いました。 受講者の皆さんに感想を伺いました。 -未然防止に力を注ぐとともに、危機発生時の対応法も徹底していきたい 「私は教育委員会に勤めています。リスクマネジメントは最も大切なテーマの一つであり、児童・生徒・保護者・地域の方全体に関わるものです。講義の中で、究極の危機管理とは、「危機によって生じたダメージを最小限に押さえる」ことではなく、「普段から組織として危機感を共有し、問題発生を未然に防ぐ」ことだという話があり、この視点はしっかり持っておく必要があると思いました。 万一事故等が起きてしまった場合は、事実確認をしっかりと行い、記録をし、初期対応をミスしないことが大切だと学びました。本日の学びを持ち帰り、活かしていきたいと思います。」 -校長室を相談室にするなど、高崎市の取り組みを取り入れていきたい 「飯野講師からは、教育長としての経験を踏まえながら、学校危機の具体例をお話いただきました。飯野講師が高崎市教育委員会で作成した「学校におけるいじめ防止プログラム」はいじめを防止するために、年間でどんなことに取り組めばいいのか、という具体的な指針があり、とても参考になりました。ほかにも、高崎市では、SNSいじめに関する防止プログラムや指導案を作成したり、小中学校の校長室を「いじめ防止推進本部」として子どもたちの相談室にしたりなど、いろいろな活動を行っていました。校長室を相談室にするなど、提案できそうなところから取り入れてみたいです。」 -危機意識をもった学校組織作りをしていきたい 「危機を招かない学校にするために必要なこととして、①危機意識を共有できる組織の構築②卓越した危機意識を有する指揮官の存在③高い意識を有する職員の育成、3つのポイントがとても参考になりました。特に、卓越した危機意識を有する指揮官になるためには、勉強している姿を見せること(自己啓発)、教育に関する記事を職員全体に回覧すること(情報の共有・提供)、服装や運転の仕方など職員や保護者・地域の人に見せる姿に気をつけること(教員としての立場を意識した言動)など、自分から率先して取り組み、組織全体に広げられることが多いと感じたので、すぐに取り組んでいきたいです。」 明日は「スクール・コンプライアンス」を行います。