次世代リーダー育成研修 初日

本日より、第1回次世代リーダー育成研修が始まりました。本研修では、学校経営力向上のための高度で専門的な知識等を習得させ、各地域の中核となる中堅教員を育成することを目的としています。 http://www.nits.go.jp/training/001/005.html 本日は、文部科学省初等中等教育局教職員課 柳澤好治課長による講義「教育政策の諸動向」、機構職員による講義・演習・協議「校内研修の推進」を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想をうかがいました。 -全国から集まった仲間の意見を聞き、視点を広げることができた 「グループ演習を実際にやってみて感じたことは、意見を聞くことの大切さです。私たちの班は『イケてる研修主任になるためには」というテーマで意見を出し合いました。私自身は、「自分自身が研修の方法を熟知していること」、「同僚のよさを引き出せるよう目配り・気配りできようになること」が大事だと考え、そのように意見を述べました。班のメンバーからは「研修の中に、上手に管理職に入ってもらえる工夫が必要だ」という意見や、逆に「管理職が入らない方が、ざっくばらんな話ができると思う」という話も出てきました。どちらの意見にも納得できる部分はありますが、私が考えていた「自分がどうあるべきか」という視点に「管理職との関わりという」広がりを加えることができたことが、本当に大きな収穫だったと思います。 研修主任となって教職員をまとめていくと仮定した場合、自分自身の資質向上はもちろんのことですが、様々な年代の同僚たちとどう関わっていくかということも本当に重要な要素です。まだ初日の研修が終わったばかりですが、この一週間で日本全国からいらっしゃった先生方と関わり、いろいろな見方・考え方を吸収できることが、本当に楽しみになってきました。」 -研修を「運営する」視点から考えることができた 「研修を「受ける」ことはあっても、自分が「運営する」という視点はなかったため、非常に新鮮な気持ちで演習に臨みました。どのようなときに、どのような手法を使うかという具体的な説明をしていただき、研修を運営するイメージを持つことができました。問題点を洗い出す場合に、付箋を使って小見出しをつける方法は自分達もよくやっています。しかし、研修の中で、他の班の意見を聞き、得た情報を持ち寄って自分たちの班の中で再び議論し、さらに練り直すという課程を経験してみると、自分達がこれまで行っていた研修は、振り返りが足りなかったことに気づかされました。 私は今年の四月に異動したため、現任校ではまだまだ慣れるのに精一杯というところがありますが、少し俯瞰して見られるようになったら、若手の先生方が活き活きと話すことができる研修、そしてその意見を吸い上げられるような研修をやってみたいです。勤務校も中堅教員が非常に少ない状況にあるので、若手の先生方が研修を通して力をつけ、学校を支える要になって欲しいです。そういった研修の運営ができるようになるために、このつくばでの一週間を大切に過ごしたいと考えています。」 明日は、講義・演習・協議「学校組織マネジメント」、「ミドルリーダーの役割」を行います。