中堅教員研修 9日目
本日は、昨日に引き続き演習・協議「スクール・コンプライアンス」を行いました。
受講者の皆さんに本日の感想をうかがいました。
-初心を思い出し、自分の心に火がついた
「私が教師を目指したのは、『人の未来づくりに携わりたい』という思いからです。しかし、日々の業務や目の前のことに追われ、いつしか当初の思いを忘れていたように感じます。
今回、つくばでの研修は、初心を思い出させてくれるものであると同時に、自分が教員として、「これから○○していきたい」という意欲喚起になりました。
全国から集まり、各々異なる学校環境で勤務しながらも、熱く議論を交わせる仲間ができたことで、自分の心にも火がつきました。
現在、勤務校で主幹教諭を務めていますので、校長や教頭を補佐しつつ、子どもたちをどのように育てたいか、そのためには今、何が必要なのかを一緒に考えていきたいです。」
-“根拠を持った判断”をできるようにする
「常日頃から、教師の一言や判断によって子どもの未来が変わるのだと、肝に銘じて職務に当たってきました。しかし、今回、法規を学んだことによって、より一層、教師の責任の重大さを感じました。
一例を挙げると、学校安全において、我々教職員は『事故を防止する義務』を負っています。
部活での事故、いじめ問題など、学校で起こり得るであろう様々な問題に対して、法令を知るのみならず、裁判の判例を元にした情報収集や実態調査、問題点の洗い出しを行い、対策を常に立てていく必要がある、というお話に、自分も“根拠を持った判断”ができるようにならなければならないと、身が引き締まる思いがしました。
つくばで学んだ法規や最先端の教育事情を、今後の職務に活かしていきたいです。」
-法を意識して問題解決を行う
「文部科学省の講師が、非常に丁寧に法規について説明してくださったことにより、これまで慣習的にやってきたことのバックボーンが明確になる、よい機会となりました。
例えば、教員の服務・勤務について法規があることは承知していましたが、内容と定められた理由を熟知している訳ではありませんでした。
今後は職務上、様々な問題解決を行ったり、判断を下したりする場面でも、法を意識していきたいと考えています。」
明日は、講義・演習「研修成果の活用」と、特別講義「リーダーシップ」を行います。