副校長・教頭等研修 5日目

午前に国立特別支援教育総合研究所の明官茂上席総括研究員による講義「特別支援教育の充実」を、午後に東京成徳大学の石隈利紀教授による講義・演習「生徒指導」を、それぞれ行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 「午前の特別支援教育についての演習では、管理職として4つの観点から特別支援教育について自校のことをまとめ、グループ内で協議を行いました。自校についての見直し・振り返りと、改善策についての両方を考え協議しましたが、自校を管理職としての視点で振り返って、意見をもらうことも、協議で他校の取組を聞くことも、どちらもとても勉強になりました。今後の自校の特別支援教育を考えていく上で参考にしたい協議内容が盛りだくさんだったと感じます。例えば、協議の中では特別支援コーディネーターが話題になりました。特別支援コーディネーターは外部から来ていただいている人材ですが、育成という観点を踏まえて、自校の状況や雰囲気、生徒たちをよく知り慣れてもらうためにも、自校内で校内研修等を行うことが大切ではないかという意見が挙がりました。そうすることによって、特別支援に関するより良い連携体制が構築できると思います。自校でも、色々なアイデアを取り入れ、活用していきたいと思います。」 「生徒指導の講義では、チーム援助の大切さを改めて感じました。自校では既にケース会議等を行ってはいるのですが、チームによる、より効果的な生徒指導体制の構築に必要な検討課題を学ぶことができました。チームで明確に分担し、短時間でも時間を決めて取り組んでいくようにすれば、効率的に進めることができると思います。今行っているものをより強化しながら、管理職としてできることを考えていきたいと思います。」 「午前の特別支援教育も、午後の生徒指導も、テーマは『学校全体としてチームで取り組む』でした。教員個人が一人で課題に対応しようとしても適切な回答が出せるとは限りません。チームで対応することで、色々な視点から課題を考えることができ、取り組みやすくなります。管理職に求められることも、チーム体制の構築だと思います。研修中「管理職として」「校長になったときに」という言葉が何度も出てきました。管理職として求められていることを行っていけるよう、今日学んだ内容や協議した内容を今後に活かしていきたいです。」 10日は、「メンタルヘルス・マネジメント」と「コミュニケーション力」の講義・演習を行います。