副校長・教頭等研修 初日

本日から、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の副校長・教頭等、指導主事らが参加する「教職員等中央研修 第4回副校長・教頭等研修」が始まりました。本研修は、学校経営力向上のための高度で専門的な知識等の習得、各地域の中核となる副校長・教頭の育成を目的として、2月16日までの2週間、講義や演習を行います。 本日は、午前に文部科学省初等中等教育局財務課の合田哲雄課長による講義「新しい時代の教育」を行い、午後に岐阜大学の篠原清昭教授による講義「学校ビジョンと戦略」を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想を伺いました。 「午前の講義では、新学習指導要領改訂の背景やねらいについて丁寧に説明していただきました。AIの出現や少子化などの日本社会が抱える問題や教職員定数の改善、働き方改革、入試改革などの動向について学ぶことができました。特にAIとの関わりでAIが「解なし」と出したときに答えをだせる人に育てなければならないというお話は印象に残っています。子供たちが20年後、30年後の日本社会の中心を担うということを認識し、子供たちに必要とされる力を考えながら教育に携わっていかなければならないと感じました。」 「午後の講義では、学校運営におけるビジョン、ミッション、戦略について学ぶことができました。PDCAの問題解決的アプローチに対して、Discover、Dream、Design、Destinyを意味しているDDDDという開発的アプローチを初めて学びましたが、開発的アプローチが効果的な場面があるということが分かり、学校経営の選択肢として参考になりました。学校改善において成長が重要な課題については、積極的に開発的アプローチを検討していきたいと思います。」 「学校ビジョンと戦略の講義では、学校ビジョンの設定の考え方や学校改善の視点、学校ビジョンの自己点検などについて分かりやすく説明していただき、理解することができました。特に、素早く変化に適応する「学習する組織」の考え方や、開発的アプローチのDDDDのお話は新鮮でした。また、演習で行ったSWOT分析は分かりやすく、自校でも学校課題を把握するために活用していこうと思います。」 6日は、「カリキュラム・マネジメント」の講義と「新しい学びの推進~主体的・対話的で深い学び~」の講義・演習を行います。