学校教育の情報化研修 3日目

本日は、講義・事例発表・演習「分かりやすい授業づくりのための教科指導におけるICT活用」、講義・事例発表「よりよい学校づくりのための校務の情報化の進め方」を行いました。 受講者の皆さんに感想を伺いました。 「午前の講義では、ICTを使った授業設計について学びました。まずは、ICTの使用に躊躇している教員に、『こんな使い方もできますよ』『ちょっと触ってみましょう』といって、ICTへの抵抗感を下げていき、簡単なものからそれぞれの授業に取り入れてもらいたいと思いました。 自分はこれから、学校教育の情報化に関して指導的な立場となることが求められていると思います。20代から50代まで幅広い年代の教員に、日々新しくなるICTの利用を伝えていくためには、上から下に対して指導するようなリーダー像ではなく、新しいものの使い方や利用法を一緒に考えて作り上げていくリーダー像が適していると感じています。これから自分がそのような指導者となれるよう、今日の学びを活かしたいです。」 「講義の中で紹介された、実物投影機の色々な使い方について、ぜひ自校の教員と共有したいと思います。自分自身では実物投影機を利用していますが、他の教員、特に全く異なる教科担当者への紹介まではできていませんでした。数学や音楽の授業でどう取り入れるか、今日聞いた話やパンフレット等を提供しながら伝えたいと思います。」 「校務支援システムについては事例発表もあり、導入の経緯から効果にいたるまで、具体的に話を聞くことができたので大変参考になりました。システムは『あると便利』だと皆が感じていますが、今回は実際に導入する段階で出てくる注意点や課題、考えるべき事を具体的に知ることができました。市町村単位で導入するか、都道府県単位で導入するか、どこが主体となって進めていくか、まずはそこから考えていく必要があります。どういう形が一番学校現場にとって有効なのか、今日得た材料も踏まえて、積極的に考えていきたいです。」 2月1日は、「情報社会に主体的に参画する態度を育む指導」「学校教育の情報化を推進する研修の企画と運営」の講義・演習を行います。