中堅教員研修 初日

本日から、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教諭等が参加する「教職員等中央研修 第4回中堅教員研修」が始まりました。本研修は、学校経営力向上のための高度で専門的な知識等の習得、各地域の中核となる中堅教員の育成を目的として、12月8日までの3週間の日程で講義や演習を行います。 本日は、開講式の後、文部科学省初等中等教育局児童生徒課の坪田知広課長による講義「新しい時代の教育」を行い、午後は、九州大学大学院の元兼正浩教授による講義「学校ビジョンと戦略」を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想や学んだことの活用事例等を伺いました。 「午前の講義では、学習指導要領改訂の背景やポイントなどについて、分かりやすく説明していただき、整理して聞くことができました。全国のいじめや不登校の実態や、学校図書館を不登校の児童生徒の支援に活用すること、チーム学校としての取組などについて学びました。いじめに対して迅速に対応し、学校で情報共有をして組織的に対応できるような体制を整備できるよう取り組んでいきたいです。」 「午後の研修では、これから学校がどうあるべきか、管理者としてどのような資質・能力を備えるべきかなどを学びました。外部の環境の変化に対応するために学校組織も変わっていかなければならず、そのためにビジョンを明確にすること、ビジョンを共有することが大切なのだと感じました。ミドルリーダーとして、ミッション、ビジョン、戦略を意識しながら学校運営に携わっていきたいと思います。」 「学校ビジョンと戦略の講義では、学校にマネジメントが必要な理由や管理職に必要とされる力などについて学ぶことができました。ビジョンが目的、戦略が道のり、ミッションが旅に出る理由であるという喩えは分かりやすく、特に印象に残っています。また、管理職は、いかに職員のモチベーションを上げていくかが大切であるというお話も心に残っていて、モチベーションを意識しながらマネジメントを実践していきたいと思いました。」 明日は、「地方教育行財政制度」と「教育法規Ⅰ」の講義を行います。