校長研修 4日目

午前に早稲田大学の河村茂雄教授による「教職員のメンタルヘルス・マネジメント」の講義・演習を事務職員研修と合同で行いました。午後は、文部科学省から助言講師を招き、「スクール・コンプライアンス」の演習・協議を行いました。 受講者のみなさんに本日の研修の感想を伺いました。 「メンタルヘルス・マネジメントの講義では、心の不調が表れた教員をフォローするというだけでなく、予防的・開発的な援助が重要であることを学びました。年齢によってぶつかる課題が違うため、それぞれの教員がどの発達段階にあるのかを踏まえて、助言や指導を変える必要があるというお話は興味深く感じました。教員が元気に育ち、生徒も元気に育っていくような学校をぜひつくっていきたいです。」 「午前の講義では、メンタルヘルス・マネジメントが教職員の育成に深く関わっていることが分かる講義で、年代によって教職員のタイプがあり、教職員がどのようなタイプかを見極めて、対策や育成方法が変わってくるということを学びました。「支えあう、学びあう、高めあう教員集団の中で教員は成長していく」という言葉は印象的で、教職員が元気に育つような同僚性の高い職場をつくっていきたいと思いました。」 「午後は、スクール・コンプライアンスの協議を行いました。保護者対応、指導が不適切である教員、地域との連携の3つの設問について、それぞれの先生が事前に回答を作成し、その回答を基にグループで協議をしました。文部科学省の助言講師から法的な根拠と対応について助言をいただいたり、他の先生方から各県の取組や事例も聞くことができたりして、理解を深める事ができました。適切な対応をとるためには、チーム学校の体制づくりの必要性を改めて感じたので、自校での学校づくりをしていきたいと思います。」 最終日は、「マネジメントの実践に向けて」の講義・演習、事務職員研修と合同の特別講義を行います。