事務職員研修 3日目

午前は、大谷大学の荒瀬克己教授による講義・演習「地域とともにある学校を推進する学校運営事務」、午後は学校マネジメントコンサルタントの妹尾昌俊氏による講義・演習「教育委員会と連携した業務改善」を行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 「荒瀬講師のおっしゃった、今の時代に必要とされる4つの力『批判的思考力』『メタ認知』『構造化』『コミュニケーション能力』が大変勉強になりました。例えば『批判的思考力』とは、『情報を観察・分析・論証し、最終的には自分の意見を提示する一連の思考技術』のことで、それを身につけることで、角度を変えて考え、表現する力を培うことができます。そうした力を生徒に身につけさせるためには、まず教職員が身につけておく必要があります。私の勤務校は、学んだことをどんどん吸収できる若い教員が多いので、事務長として、校内研修等を通じてこうした力の重要性を伝えていきたいと思います。そうすることで、若い教員がより柔軟に思考でき、教育活動に活かすことができると思います。」 「勤務管理の重要性について、大変勉強になりました。どうしても教頭任せになりがちですが、事務室も一緒に行っていく必要があると思いました。勤務校に戻ったら、まず自校職員室の勤務管理はどのように行われているのか、その実態を把握することから始めたいと思います。またそれだけに留めず、事務長同士の交流を通じて、県全体で勤務管理の在り方を考えるきっかけ作りをしたいと考えています。そうすることで、教職員の多忙化を少しでも解消する一助となれたらと思います。」 「教職員の多忙化について、改めて認識することができました。事務室として、教職員の体調や健康状況に気を配りつつ、連携を図っていく必要があると感じました。現在、業務改善に関する読み物を配布するなど、事務室としてできることを行っているつもりではありますが、この研修で学んだこともしっかり伝えていきたいと思います。また本校では、会議を精選したり、部活休養日を設けたりするなど、いくつかの業務改善には取り組んでいますが、教職員が自ら進んで業務改善に取り組んでいけるような、そうした意識改革も促していきたいと思います。本校が先進事例となることで、他校にも広げていけたらと思います。」 19日は「教職員のメンタルヘルス・マネジメント」「求められる事務職員像」の講義・演習、「学校事務職員の実践のフロンティア」の実践報告・演習を行います。