副校長・教頭等研修 3日目

午前は文部科学省初等中等教育局の吉門直子 安全教育調査官による講義「安全管理」、午後は日本女子大学の坂田仰教授による講義「教育法規」を行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 「日頃の準備の大切さを改めて実感しました。危機管理マニュアルの内容を定期的に見直すことで、例えばJアラートが鳴ったらどうするかなど、有事の際に具体的にどんな行動をするのか、きちんと準備しておく必要があると感じました。また日頃の安全点検事項について、雑談の中で職員にちょっと確認するだけでも、改善できる部分はたくさんあると思いました。そうした日頃の準備の積み重ねによって、職員の意識が変わり、学校全体として安全への意識を高めていけると思います。」 「吉門調査官が言った『子供たちの命を守ること以上の優先順位はない』という言葉が、とても心に残りました。この言葉を常に意識していたいと思います。まず自分が意識を変えることで、例えば日頃の安全点検など、『当たり前のことを当たり前にやる』という職場の雰囲気を作っていきたいです。そうすることで、職員一人一人が主体的になり、職員同士の協働・連携にも繋がっていくと思います。」 「私たち教員は、裁判などの法的な部分に脆弱なので、法律や訴訟に強くなる体制作りが必要だと感じました。自分の学校に戻ったら、まずは職員にこれまであった訴訟の具体例を提示し、考えさせたいと思います。訴訟に繋がりうる出来事は、授業、部活動、課外活動等、さまざまな教育活動の中に潜んでいます。訴訟事例を知識として持っておくだけでも、例えば雷が鳴った時に、『雨雲の動向を調べる』『屋内に避難する』といった選択肢を持つことができ、事故を未然に防ぐための行動判断の材料となります。まずは職員の意識を啓蒙することから始めていきたいと思います。」 28日は「道徳教育のマネジメント」「人材育成とコーチング」の講義・演習を行います。