学校組織マネジメント研修 初日

「第1回学校組織マネジメント指導者養成研修」が、本日から始まりました。本研修では、学校組織マネジメントの理論を身に付け、的確な校長のリーダーシップと経営理念のもとに戦略を構築し、学校内外の資源を活用することができる指導者の養成を目的として、9月8日(金)までの5日間、講義・演習を行います。 本日は午前に、文部科学省初等中等教育局の梅﨑聖参事官補佐による講義「政策に見る新しい学校経営の動向」を行いました。午後は、株式会社イマージェンスの桑畑英紀代表取締役社長による講義「経営理念の構築とリーダーシップ~人と組織を活かした学校経営~」及び、協議「学校組織マネジメント上の課題の分析」を行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 「全国各地から受講者が集まり、いろんな県の取り組みを聞くことができて、とても勉強になりました。それぞれの地域で取り組んでいる実践の話は、初めて知る内容も多く、まねしたいと思うものも多くありました。特に岡山県総社市の不登校への取り組みは、幼稚園から高校までが連携し、それぞれの機関が協力して一貫したアプローチを行っていることを知り、大変興味深く感じました。」 「『管理職』と『リーダー』の違いに大変納得しました。講師は一言で、『管理職=管理する人』『リーダー=感化する人』とおっしゃいました。私はこれまで、管理職に対してあまりよいイメージを持っていませんでしたが、今日のお話を聞いて、周りの考え方や行動に影響を与えて、自然にそれを変えていけるような、そんなリーダーにだったらぜひなりたいと思いました。」 「全国から集まった受講者と意見が交換でき、今の教育に対する問題意識を共有できたのはとても貴重でした。私のグループでは、インターネットの発達や地域コミュニティの縮小化等により、今の子供たちは人間関係が希薄で、横の繋がりが持てなくなっているということへの危機感を共通して持っていることがわかりました。明日以降も、積極的に意見交換し、課題を共有していきたいです。」 「今の学校は、20代と50代の教員が多く、どうしても世代間に壁が生じがちです。その間で板挟みになったミドル・リーダーが潰れてしまわないように、自分にできることを考えていきたいです。自分の学校に戻ったら、まずは若い先生方とも積極的に接し、この研修で学んだことを初め、これまでの経験を活かして育てていきたいと思います。」 5日は「学校ビジョンと戦略」についての講義、「学校組織の活性化」「学校と地域の連携・協働」についての実践発表・協議を行います。