中堅教員研修 2日目

本日は午前に、明星大学の樋口修資教授による講義「地方教育行財政制度」、午後に、日本女子大学の坂田仰教授による講義「教育法規Ⅰ」を行いました。 受講者のみなさんに本日の講義の感想を伺いました。 「学校教育は、各種の法令・法規に基づいて行われていることを認識しました。中でも、地方自治の観点から話を聴けたことは有意義でした。教育委員会の制度について説明を受け、これまで当たり前のように行っていた業務や提出書類一つひとつの意義を理解することができました。また、すべての子供たちに行き届いた公教育を提供するために、国と地方公共団体が役割責任を分担して取り組んでいるという説明を聴き、それぞれの役割について改めて確認・整理できたと思います。」 「教育委員会の在り方や市町村の役割の説明を聴いて、教育長の役割や財政面に関して理解が深まりました。また、学校支援活動の仕組みもわかり、学校を取り巻くそれぞれの制度がリンクされ、とても勉強になりました。自校の市町村についても、どのような仕組みをとっているか確認してみようと思います。」 「教育法規の講義を聴いて、法を知っているのと知らないのでは大きな違いがあると思いました。水泳事故や熱中症事故、落雷事故等に関する事例を学びながら、自分がしてきた決断を振り返り、改めて決断の難しさを感じました。決断を迫られる場合、法的根拠があることで自信を持つことができます。良かれと思って対応したことにも落とし穴がある場合もあるので、最悪のことを想定しながら、リーガルマインドを心掛けることが大切であると思いました。また、事例から学ぶことの大切さを改めて認識しました。事例や最新の情報を多く持つために勉強を続けて、ミドル・リーダーの立場に応じた対応をしていきたいと思います。」 20日は「教育法規Ⅱ」の講義を行います。