生徒指導研修 5日目

本日は神田外語大学の嶋﨑政男教授による講義「学校・家庭・外部機関との連携」、兵庫県立大学の竹内和雄准教授による講義「情報モラル教育の充実」、株式会社佐藤商会の黒岩禅氏による特別講義を行いました。 研修を終えた皆さんに感想を伺いました。 「嶋﨑講師の講義では保護者対応の事例ビデオを見ました。良い点と悪い点を書き出すと、悪い点には気づけても意外と良い点には気づけないということが分かりました。ペアで話し合ってみると、鋭い着眼点を持つ仲間がいたり、捉え方が全く異なっていたりととても勉強になりました。お茶を出すタイミングはいつがベストなのか、校長は保護者に名刺を渡すべきなのか等、自分のやり方に固執するのではなく、ほかの教師のやり方も取り入れて、より良い対応をしていかなければと思いました。このことに限らず、現場にいると見方や考え方が凝り固まってしまうので、この研修でリセットし柔軟な考え方をしていきたいと思いました。」 「エコマップを作成するという取り組みがとても参考になりました。エコマップとは生徒と家族、支援機関、学校等とのつながりを図に表すものです。これを行うことで、どの関係性が生徒に足りないのかを視覚化することができます。これを外部機関との連携会議でも利用することで抜け落ちもなくなり、共通理解も図りやすくなると思います。さらに、生徒一人を対象とするだけではなく、生徒同士をつないでいくことで、学校全体の関係図も作成することができ、指導の幅が広がっていくと思います。」 「竹内講師の講義ではラインやSNSでのトラブルの実例がたくさんあげられ、生徒を取り巻くインターネットの現状を直感的に理解することができました。学校では生徒にインターネットを正しく使えと指導しがちですが、まず教師が理解を深めなければならないと強く思いました。それと同時に、「先生に相談してもどうせ分かってくれないし」という事態にならないためにも、教師がインターネットについて勉強しているという姿勢を生徒に見せていくことも大切だと思いました。」 「黒岩講師の講義はとにかくエネルギッシュでした。授業に大きな拍手を取り入れるだけでも生徒の意識が高くなるという話が印象的で、講義が終わってすぐに自校の生徒指導の先生に伝えました。濃密な講義が続いた一週間の最後に気持ちを切り替えることができてよかったです。」 7月3日は、選択講義と特別活動における生徒指導の講義を行います。