育成協議会・育成指標セミナー @岡山

4月27日に、岡山コンベンションセンターレセプションホール(岡山県岡山市)で「育成協議会・育成指標セミナー」を開催し、都道府県、指定都市、中核市の教育委員会及び教育センター等の研修担当課長や指導主事ら47名に参加いただきました。 午前は、文部科学省教職員課教職員免許企画室 長谷浩之室長による講義「初等中等教育をめぐる教育改革の動向について~教員の資質向上を目指す三法改正を中心に~」を行いました。 午後に入ってからは、文部科学省教職員課 大江耕太郎課長補佐による「資質の向上に関する指標の策定に関する指針等について」の講義・質疑がありました。最後に、仙台白百合女子大学 牛渡敦教授、国士舘大学 北神正行教授、玉川大学学術研究所 中西茂教授をパネリストに迎え、「協議会の在り方について」のパネルディスカッション・協議を行い、セミナーの日程を終えました。 当セミナー参加者のみなさんに感想を伺いました。 「午前は三法改正についてお話いただきました。予備知識としては、三法改正について知っていましたが、改めて講義を聞くことで体系的に知識を整理することができました。午後の講義とパネルディスカッション、指標の案を作成していくたたき台をどうつくっていけば良いか参考にしていきたいです。」 「法改正のお話については、これまでに自分でも学び、取り組んできたことでしたが、今回の講義で自分の理解から漏れていた部分を補完することができました。また、講義の中ではバックボーンという言葉を使っていましたが、改正法がどのような意図でつくられたのかを知ることができました。指標の策定に当たっては、バックボーンがあることを理解した上で、参酌してつくっていかなければならないと感じました。」 「指標や協議会に関するお話を一日聴くことができ、実際の育成指標策定に向けて具体的なイメージができるようになりました。特にパネルディスカッションでは、共に協議会で話し合っていく大学の側からの前向きな声を聴けて大変参考になりました。初めての取組であるため、どうするのが一番よいのか見極められていない部分も多くありますが、地元の教員を育成していきたい気持ちは大学も教育委員会も同じなので、それぞれの課題を共有しながら綿密に話し合いを進めていきたいと思いました。」