センター等協議会・教職大学院セミナー

全国教育(研修)センター等協議会・教職大学院セミナー合同開催が20日開講し、都道府県、指定都市、中核市の教育委員会及び教育(研修)センター等の教員研修担当指導主事等、教職大学院関係者計214名が当機構の講堂に会しました。 21日までの2日間、育成協議会の構築や育成指標の立案等に関する協議・発表等を行います。 当協議会・セミナーは、国が実施する教員の資質向上に関する研修及び教育委員会と大学等で構成する協議会や指標、教員研修計画等の趣旨、在り方、また、教員研修モデルカリキュラム等についての理解や協議等をとおして、当機構と各都道府県教育委員会等・大学相互の連携を深めることを目的としています。 本日は開会行事に続いて、文部科学省初等中等教育局・教職員課の佐藤光次郎課長の講義「教員の資質向上を目指す三法改正について」を実施しました。 午後は、文部科学省初等中等教育局・教職員課の大江耕太郎課長補佐の講義「教員の資質向上を目指す指標の策定に関する指針と免許法改正について」、パネルディスカッション及び協議「協議会の在り方について」を行いました。 全国から集まった参加者のみなさんに、本日の協議会・セミナーの感想を伺いました。 「教育センターで行政に携わっていますが、これからの取組みとして「大学との連携」が重要課題に挙げられます。教育委員会等と大学間で共通の認識をもって関わっていくことの大切さを改めて感じました。また、「中堅教諭等資質向上研修」を担当しており、指標の策定によって、研修体系の見直しが必要となる大事な時期です。今日、明日の協議会・セミナーで学ぶ教職員の資質向上に関するキーワードを確認して、研修体系の見直し等に活かしていきたいです」 「県の育成指標のたたき台をセンターで検討しています。「中堅教諭等資質向上研修」を担当しており、自分一人で調査していても断片的にしか理解ができませんでしたが、国の概要を伺って、途切れていた理解がつながり、大きく捉えることができました。指標の策定に合わせて教員研修計画も変わってきます。まだ具体的に全貌が見えてこなくて、どのようにしていけばよいかわからないのが現状ですが、こうして国の動向を直接知ることは今後の方針を打ち出すにあたって大切だと思いました」 「教員の資質向上を目指す上で、教員が学び続けることはとても重要です。一過性で学びが途切れるのではなく、学生とともに学び続けて、能力等を向上させていく―。この姿勢を貫くことができれば、教育も大きく変革していくのではないでしょうか」 2日目となる明日は、「教育委員会と大学との連携」「育成指標について考える」をテーマに発表及び協議を行います。