「学び続ける教育長」を支援!「教育長セミナー」開催 全国から82の市区町村の教育長が参加!!

教員研修センターでは、2月25日(土曜日)から26日(日曜日)の2日間の日程で、平成28年度教育長セミナーを実施し、松野文部科学大臣の御講話や、文部科学省初等中等教育局の藤原局長、瀧本審議官はじめ多数の幹部に直接御指導をいただくなど、例年以上の充実した内容になりました。 本セミナーは、平成27年4月に施行された新教育委員会制度のもとで、教育長にはますます強い使命感を持ち常に自己研鑽に励む人材が求められることから、「学び続ける教育長」の研修機会の充実に資するよう、平成26年度から開催しているものです。 第3回目を迎える今回は、教育政策上の喫緊の課題である、新学習指導要領の理念及び新学習指導要領が目指すものを主要テーマとして開催し、全国から総勢82名の市区町村教育委員会の教育長が参加されました。 初日の25日は、松野文部科学大臣を講師にお迎えし、「教育改革の動向について」をテーマとした講話が行われました。松野大臣は、教育改革の動向に関して、教員の長時間労働の改善、教育費の負担軽減、新学習指導要領への対応の3つの方向性を示すとともに、教育長のリーダーシップへの期待を述べられました。 参加者からは、「現場に対する熱い思いと敬意をお示しいただき感動いたしました。」「お忙しい中、大臣の熱いメッセージを聞くことができ、改めて教育の充実にかける思いを強くしました。」などの声が聞かれました。 また、合田初等中等教育局教育課程課長による講義「新学習指導要領が目指すもの(Ⅰ)」、田村初等中等教育局視学官をコーディネーターに3名のパネリスト(千葉大学特任教授 天笠茂氏、岐阜県教育委員会教育長 松川禮子氏、合田初等中等教育局教育課程課長)を迎えてのパネルディスカッション「新学習指導要領が目指すもの(Ⅱ)~教育行政と学校の課題~」を行いました。 26日は、文部科学省の課長・参事官計5人が助言者となり、「教育行政の在り方について」「生徒指導の諸課題への対応について」「学校と地域の連携・協働の在り方について」「教職員の資質能力の向上について」「幼児教育の充実について」の5つのテーマの分科会ごとに研究協議が行われました。そして最後に、瀧本大臣官房審議官から「『チーム学校』の構築について~教職員の働き方改革~」と題した最新情報にあふれた講義が行われ、各地で奮闘する教育長に熱いエールが送られました。 2日間のセミナーを通じ、各地域の実情や取組等をもとに、教育長による活発な議論が行われるとともに、県域を越えた連携・交流が図られました。