管理職として、根拠にもとづいた学校運営を行うために

「第4回副校長・教頭等研修」8日目の本日は、午前中に高崎経済大学の飯野眞幸先生による「リスクマネジメント~危機の未然防止方策~」の講義を、午後は文部科学省の助言講師とともに、ユニットごとの演習「スクールコンプライアンス」を、それぞれ行いました。 午後の演習終了後、受講者に「スクールコンプライアンス」の感想を伺いました。 「学校法規を学ぶことで、法的根拠にもとづいて判断できるようにしておくことは、学校運営上も大切なことだと感じました。あいまいな対応をするのではなく、『法律でこうなっているから』と答えることができることで、対応もはっきりさせられるし、納得もしてもらえます。例えば、今日の演習では『職員会議』が話題に上りました。『職員会議をもっと民主的にしたらどうか』という意見が出たときにも、『法律で校長の権限で決定できると定められている』というように、根拠を示して説明することができます。また、法的根拠を理解していると、対応する際も自信を持つことができます。今回、じっくり勉強する機会が得られて良かったです」 「文科省の助言講師の皆さんが、適切に指導助言をしてくださり、勉強になりました。法律にもとづいた助言をいただきました。学校現場等でもいかしていけると感じます。また、各々の受講者が作成したレポートの内容を読むのもとても勉強になりました。演習の中で話題になったのは、出席停止についてです。素行不良等で出席停止の措置を取るときなど、あまりそのような経験がないという方もいるなかで、改めて学校の権限や、可能な期間等について考えることができました。明日、1日の演習でもしっかり学びたいと思います」 研修も残すところ、あと2日です。