学校教育の情報化に向けて(学校教育の情報化指導者養成研修(第2回))

1月30日(月曜日)から2月3日(金曜日)までの5日間、「学校教育の情報化指導者養成研修」を実施し、80名の受講者が研修を受講しました。 本研修は、地域や学校の実態に即した学校教育の情報化の組織的な推進に向けて、各地域において本研修内容を踏まえた研修の講師等としての活動や各学校への指導・助言等を行うことのできる指導者を養成することを目的としています。研修では各地域の学校教育の情報化に関する協議や事例発表、講義・演習を実施しました。 1月31日(火曜日)には、「情報の科学的な理解を深める指導」「情報活用の実践力を育む学習活動の設計」として、講義・事例発表・演習を行いました。 午前中は、タブレット端末用アプリケーションの活用やプログラミングを用いてレゴを動かす体験等を行い、午後は「情報活用の実践力を育むための学習活動の設計」について実践報告をききました。 受講者からは「今日の講義を聞いて、プログラミング教育の方法にある程度見通しが立ち、一歩踏み出すことができたように思います。現場の先生方が授業で実践できるよう、予算と相談しながら、指導の方向性を固めていこうと思います」 「高校で情報の教科を担当していますが、発達段階に応じたプログラミング指導を考える上で、小・中学校で行っているプログラミングの指導内容の実態がつかめずに困惑する部分がありました。しかし、講義で小・中学校の先生方の実践発表を聞き、具体的な取組や方向性が見えたので、今後の指導の参考になりました」といった感想がありました。 2月1日(水曜日)は、「分かりやすい授業づくりのための教科指導におけるICT活用」と題して講義・事例発表・演習を行いました。この日は実物投影機の活用やフラッシュ教材の作成体験等を交えながら、教科指導における効果的なICT活用方法について検討しました。 受講者からは、「ICT機器の活かし方のヒントを得られました。自分が学んだ内容を地域に伝え、学校現場、地域全体のスキルアップを図りたいです」といった感想が寄せられました。 学校教育の情報化の推進は、各教科における効果的な指導方法の開発、校務の効率化や学校経営の改善など、さまざまな面で重要となっています。本研修を終えた受講者の皆様には、各地域の学校教育の情報化に関する研修のマネジメントを推進する指導者としてご活躍されることを期待しています。