学校保健に関する指導の充実を図る

「健康教育指導者養成研修」2日目となる本日は、部会別に各課題に即した指導案や対応方策等の検討、健康観察の重要性や効果的な組織マネジメントを学ぶ演習が行われました。 「保健教育の在り方」「学校保健マネジメント」「保健管理の在り方」のテーマごとに、熱心なグループ協議が展開されました。 「学校保健マネジメント」をテーマに演習を行った受講者のみなさんに感想を伺いました。 「各自が持参した実践例を紹介し、グループ内で質疑応答を行いました。それぞれ地域に即した実践をされていて参考になりました。同時に、抱える悩みは共通であることにも気付きました。例えば、家庭への周知方法を含む連携の取り方が課題に挙げられます。情報交換をとおして、改善につながる案を見出したいです」 「他県の情報をいただけてありがたいです。 マネジメントという手法は、企業等では使われますが、学校現場ではまだまだ普及していないのが現状です。各学校が独自の運営を行っており、学校間は連携を図るというより“点と点”のイメージがあります。戦略を立ててマネジメントすることによって、その点と点を“線”でつなげられるのではないでしょうか。地域に戻り、実践してみようと思います」 「グループでの協議は、自分にない意見がどんどん出てきて楽しいです。話し合いの中で、“朝食を食べない高校生にどうやって食べさせるか”というテーマが持ち上がり、多様な意見が出て、とても新鮮でした。地域性、学校の規模によって実践例も様々ですが、力を入れる場所やゴール地点は一緒だと気付き、改めて整理することができました」 明日は引き続き、部会別の演習に加え、成果発表が予定されています。