質の高い幼児教育を

昨日から3日間の日程で「幼児教育指導者養成研修」を開催しています。「幼児教育指導者養成研修」は今年度新設の研修で、子ども・子育て支援新制度の施行を踏まえ、質の高い幼児教育を全国の全ての子供に保障することを目的としています。 本日2日目は、午前に「乳幼児理解(特に0~2歳)と保育者の援助の在り方について」と「幼児理解(特に3~5歳)と指導の在り方等について」の講義・演習を行いました。 午後は「幼小接続 ~小学校教育の観点から~ スタート・カリキュラム」「幼児期における子育て支援、家庭や地域との連携に関する班別協議」「新しい時代に対応した教員研修の在り方」を行いました。 受講者に今日の研修の感想を伺いました。 「今日の研修では、0~2歳の乳幼児期について知ることができたことが良い機会だったと思いました。これまでも幼児教育について学んできましたが、幼児教育というとどうしても3歳からのお話しか聞くことができませんでした。しかし、今日は、乳幼児期の教育の接続についてお話を聞くことができました。この学びによって、0歳から小学校までの1本筋の通ったつながりが見えてきたと思います。」 「今日の研修では、0~2歳、3~5歳、小学校と段階を追った講義になっていて、それぞれの段階で大事なことや必要なことを学ぶことができました。どの段階でも変わらずに教育の柱となるものがある一方で、それぞれの時期によって、気をつけなければいけない点もあります。私は幼稚園に勤めていますが、幼稚園より前の0~2歳の乳幼児については、家庭の背景の影響が高くなるため、教育の計画を立てたり、ねらいを設定したりするときには、家庭について気をつける必要があると感じました。」 「私は保育所で働いているのですが、今日の研修では、幼稚園や小学校での取組についても学ぶことができました。普段私たちが行っている教育の結果が幼稚園での教育につながり、さらに小学校へと連続してつながっているということを再確認することができました。」 明日は最終日です。午前は「幼小接続を重視した指導案の作成」、午後は「幼児教育を推進するリーダーとして 研修の企画・立案の在り方」の講義・演習を行います。